リタイア後の生活も楽しみがいっぱい
南大沢は遊歩道が整備されているのも魅力だとか。
夫は定期的にランニング、私も犬の散歩をすることが多いのですが、南大沢は車道と人が歩く遊歩道とが明確に分けられているので安心ですよね。子どもが小さなときも安心して遊びに出すことができました。それに遊歩道から見る夕日がすごくきれいなんです。いつまでもこの景色を見ていたいなと思うこともあるくらい。遊歩道にはスロープもたくさん用意されているので、車椅子の義母と一緒に散歩するときでもスムーズに移動することができます。
地元でオカリナサークルを主宰されているそうですね。
はじめたきっかけは、2015年の夏、長池公園自然館でボランティアとしてフルートの演奏をした際、当時の館長さんから「フルートは敷居が高いけど、オカリナならここに集まる人たちが気軽に楽しめる。教えてみない?」と提案いただいたことです。長池公園自然館は、自然に親しむ場であるとともに、地域の様々な人が集う場として広く開放されてる施設で、私も楽器の練習や録音などで普段からお世話になっていました。その後、練習に練習を重ねて2018年に教室をスタート。今では子安市民センターにも場を広げ、7クラス56名に教えています。父母のケアをしながらこうした活動にもトライできるのは、公共施設が充実している八王子だからこそだと思います。
これから先の暮らしで楽しみなことは?
南大沢では、たくさんの出会いに恵まれ、豊かな人間関係が築けています。オカリナサークルもそうですが、craftroomというフルートとギターのユニットを組んで南大沢文化会館などで定期的にコンサートも開催しています。そうした音楽活動を続けていくことはもちろんですが、夫が仕事をリタイアしたら、一緒にいろんなところに旅行しようと考えています。その点、南大沢は電車1本で都心に行けるし、山梨や横浜方面にも車で出やすいので便利ですよね。息子も「南大沢の生活が良すぎて、ほかで暮らすことは考えられない」と言っています。こうやってあらためて魅力をあげてみると、南大沢は本当に素晴らしいまちだと実感します。まさに「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」。老後もこのまちで過ごすのが楽しみです。
(取材日:2021年3月)