みんなの暮らし、聞いてみた。

農業塾を通して出会った
畑と野菜のある暮らし。

髙橋 朋子さん

母娘で、市が主催する「はちおうじ農業塾」に参加したことがきっかけで野菜づくりの面白さに目覚めた髙橋さんに、自家菜園を楽しむ八王子暮らしについてきいてみました。

野菜づくりの可能性を感じた農業塾

野菜づくりをはじめたきっかけを教えてください。

母から「はちおうじ農業塾っていう勉強会があるから参加してみたら?」と、誘われたことが最初のきっかけです。それまでは朝顔くらいしか育てたことがなかったのですが、フレンチで働いているので美味しい野菜のつくり方には興味がありました。農家さんや専門家の方から農作業の基礎知識や技術を学べて、主要な野菜が一通り栽培できるようになると聞いたので参加することにしたら、母も一緒に受講してくれました。

農業塾ではどんなことを学べるんですか?

2年を通した実習と座学で、土づくりや種の撒き方、苗の植え方や支柱の結び方などについて学び、スーパーに並ぶほとんどの野菜を作れるようになりました。立派なスイカが出来たときは、特にうれしかったのを覚えています。また、畑の出来などを競う品評会への出店など活動が多く、塾生の皆さんとはすぐに仲良くなりました。年配の塾生が多かったので、年上の友達もたくさんできました。

インタビュー写真

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収穫したての野菜の美味しさは格別

農業塾で収穫した野菜は?

もちろん、自分で食べることができます。農家さんから「野菜は、昼間に光合成をすることで夜中に栄養や水分が蓄えられていくから、朝収穫したほうがみずみずしくて美味しい野菜を食べることができる」とのアドバイスを受け、野菜が一番美味しく食べられるタイミングで収穫したのですが、初めて種から育てた枝豆の美味しさに驚きました。この採れたての美味しさを届けたいという想いから、家の畑を活用しようと考え始めました。収穫したての美味しさを知ったことで、いろんな野菜を自然栽培でつくることにチャレンジしてみたくなり、最近では家の畑で、農業塾で勉強したベーシックな野菜の他、ケールやプンタレッラなどの珍しい野菜づくりにも取り組んでいます。

採れたて野菜の美味しい食べ方を教えてください!

新鮮な野菜の味を引き立たせるには、シンプルな調理法が一番だと思います。カリフラワーや空豆は、蒸すと甘味と旨味がより楽しめます。また、野菜を使ってくださるお店では、生のケールをサラダに使ってくれています。深い緑色のフリフリした葉っぱが可愛らしく、歯応えや甘味が楽しめるとお客様から好評のようです。そして、特に好評なのは茹で落花生です。作り込んだ料理も美味しいですが、採れたてならではの味も試してみてほしいです!

インタビュー写真

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畑づくりを通じた日々の楽しみはありますか?

植物の成長や四季の移り変わりをより感じるようになりました。近所のお庭の植物が少し伸びたなとか、蕾がふくらんだなとか、それまで街並みの一つだった景色に変化を感じるようになりました。野菜づくりは母も一緒に楽しんでいますが、「大人になってから同じ風景の中にいられるようになるなんて、思いがけないうれしさだ」と喜んでくれています(笑)

野菜づくりの楽しさを地域に届けていきたい

今後の展望について教えてください。

最近は、地元の旬を楽しむ豊かさを届けたいという想いから、本格的に野菜の販売を始めました。土の個性でつくれる野菜が変わるので難しさもありますが、とてもやりがいがあります。こんな豊かな土壌が住宅街にあるという八王子ならではの立地を生かして、知り合いと一緒に子どもたちが収穫体験をできるような企画も考案中です。八王子で生産された野菜の美味しさをより多くの方に伝えていけるよう、野菜を召し上がってくれる方との「顔が見えて、話ができる関係」を築きながら、これからも野菜の美味しさを届けていきたいです。 (取材日:2020年3月)

インタビュー写真

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髙橋 朋子 (たかはし ともこ)

フレンチでの勤務経験・「はちおうじ農業塾」での経験を経て、母娘で本格的に野菜づくりを楽しんでいる。親子向けの農業体験など、新たな試みを考案中。

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