みんなの暮らし、聞いてみた。

高尾移住で手に入れた
山とまち、仕事と暮らしの
心地よい距離感。

村田 諒さん・美保さん

結婚をきっかけに都心から八王子の高尾エリアへ移住した村田さんご夫婦。仕事はもちろん、趣味や料理も楽しみながら充実した日々を過ごしているおふたりに、高尾暮らしの魅力についてきいてみました。

山とまちが近くて、住み心地も利便性も抜群

移住を決断したきっかけは?

もともと世田谷区の駒沢に住んでいたのですが、3年ほど前に結婚したのを機に新居を探すことにしました。でも、都内だと条件を満たす賃貸物件は月に20万円以上かかってしまう。それだけのお金を家賃に使うことに疑問を覚え、趣味のトレイルランニングのためによく足を運んでいた高尾で何の気なしに物件を検索してみたところ、70㎡弱で2LDKの理想にピッタリの住まいが都心の約半額で見つかったんです。それですぐに内見して、なんとその日のうちに契約しました。浮いた家賃は、趣味の海外旅行などの費用に充てています。今はなかなか出かけられない状況ですが、2019年はメキシコ、タイ、韓国、マレーシア、スペインなど、年間6〜7回は海外で過ごしていました。

実際、住んでみていかがでしょうか?

山とまちが近いのがすごくいいですよね。私たちは高尾駅から10分ほど歩いた場所に住んでいるのですが、商業施設が豊富で買い物には困らないし、中央線や京王線を使えば1本で都心に出ることができる。それに高速道路も近く、首都高の渋滞を回避できるので、山梨や静岡方面に行くときも都心に比べて90分ほどの時間短縮となり、気軽に足を伸ばせます。だから、生活するうえで不便だと感じることはないですね。むしろ、住む環境を整えられたことで、充実した日々を過ごせています。

インタビュー写真

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都心から離れて手に入れた、理想のテレワーク環境

移住したことでの仕事への影響は?

悪い影響はないですね。そもそも私が勤める会社は、社員全員がフルリモートで働いていて、時間や場所の制限がなかったんです。そのことも高尾への移住の後押しになりました。普段は朝7時くらいに起きて、1〜2時間ほど走ってから仕事に取り掛かるようにしています。私はマーケティング部門の責任者をしており、日々、メンバーとのミーティングの連続。多いときは1日に6〜7本ほどあってヘトヘトになるのですが、それでも19時には仕事を終えるようにして、その後はランニングをしたり、お酒を飲んだりとプライベートの時間を楽しんでいます。そんなオン・オフのメリハリもつけやすくなりました。

フルリモートとのことですが、電車に乗る機会は?

ここ数年は仕事で都心に出ることはほとんどないですね。だから、満員電車に乗るストレスとは無縁の日々を過ごしています。週1回ほど、ランニング仲間と会うために都心に向かうこともあるのですが、高尾駅始発の電車が多く、座れるので快適です。これからリモートワークを導入する企業がもっと増えて、住む場所に左右されない働き方が当たり前になったら、自然が多い高尾を選択肢に加える人は増えていく気がしますね。

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移住が自分たちの生活を見直すきっかけに

八王子はトレランを楽しむ環境も充実しているそうですね。

2020年に完成したばかりの陸上競技用のトラックが、家から5㎞ほど離れた富士森公園にあるんですよ。練習のためにときどき使わせてもらっているのですが、公園までの道の途中に坂があるので、走っていくといいトレーニングになりますね。自然が豊かなので、途中の景色もすごく綺麗です。たまに寄り道して地元のパン屋さんでテイクアウトして浅川沿いで食べることもあります。おかげさまで最近はレースで上位に入る回数も増えましたし、トレラン仲間が高尾に遊びに来る機会も多くなりました。また、高尾のトレランのコミュニティに参加したことで新たな出会いもあって、トレランを楽しむうえでこの上ない環境が整っています。

美保さんは、移住してから生活に変化はありましたか?

時間の使い方に対する意識がすごく変わりました。駒沢に住んでいた頃はとくに終電を気にしなくてよかったので、お付き合いで食事に行くことも多かったんです。正直都心から少し離れた高尾に住むことで、そういう機会は減りました。でもその分、趣味に打ち込む時間が増えたり、少し凝った料理をつくるようになったり、これまでとは違った時間を夫婦で楽しんでいます。時間の使い方が変わり、以前に比べて、生活のクオリティが上がったと感じていますね。 (取材日:2021年3月)

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村田 諒(むらた りょう)

リモートワークを中心とした人材事業を展開する会社で執行役員CMOを務める傍ら、トレイルランナーとして活躍。世界各国のトレランレースで入賞も果たしている。

 

 

村田 美保(むらた みほ)

PR・ブランディング支援をする会社でPRコンサルタントをしながら、フリーのインタビューライターとしても活動。移住をきっかけにトレイルランニングをスタート。100マイルレースを完走するなど、スポーツを楽しんでいる。

 

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