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八王子市 船森公園トイレ 設計コンペ開催

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huraiya

応募者のみなさまへ

 この度は、「船森公園トイレ設計コンペ」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
 皆さまからお寄せいただいた提案は、八王子市の地域性や景観との調和を図りながら、中心市街地の魅力をさらに高め、利用者にとって安心・快適で、「使いたいと思えるトイレ環境」の実現に向けた多彩なアイデアにあふれており、大変意義深いものでした。
 今回のコンペが「デザインのまち八王子」「公共トイレの素晴らしいまち八王子」と呼ばれるきっかけとなるよう、今後も魅力あるまちづくりに力を注いでまいります。
 また、八王子市では内藤座長をはじめとする評価会議参加者のお言葉を真摯に受け止め、今回のコンペにご尽力していただいた皆さまへの感謝の気持ちを込めて、少しでも恩返しができるよう、模型やパネルを展示する場を設ける予定です。また、今後も、皆さまの活躍の場を提供できるように努めてまいります。
 皆さまの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げるとともに「八王子市中心市街地公共トイレ環境づくり基本方針」の取組みを温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

更新情報

令和7年9月1日 「八王子市 船森公園トイレ設計コンペ 詳細結果と今後の取組」ページを作成しました。

令和7年8月26日 最終結果(速報)を公開しました。詳細はページ下部をご覧ください。

「八王子市の公園」(公式Xアカウント)(外部リンク)でもコンペに関する記事をポストしています。

【船森公園トイレ設計コンペ今後の予定】

・令和7年10月中旬 公開ヒアリング(動画)公開予定

・時期未定 応募作品の模型展示(最優秀設計案、優秀設計案、入賞作品)及びパネル展示

多摩地区初の設計コンペを実施 ~船森公園のトイレをリニューアル~

八王子市では、中心市街地まちづくり方針における戦略の一つである「回遊・滞留の場づくり」を進めるため、トイレ環境への配慮や考え方、整備の方向性を定めた「八王子市中心市街地公共トイレ環境づくり基本方針」を令和7年3月に策定しました。
この方針において、リーディングプロジェクトとして、老朽化したトイレを、景観面・機能面・維持管理面など、総合的にデザインされた質の高いトイレに更新することとしており、令和7年度は、京王八王子駅近くに位置する船森公園のトイレの実施設計を行います。
実施設計にあたり、多摩地区で初となる設計コンペ(複数の建築家から設計案を募集し、最も優れた案を選定する方式)を実施します。
若手・中堅の建築士の皆様からの多様な視点や創造的なアイデアを心よりお待ちしています。

船森公園トイレ改修に伴う実施設計業務委託 設計コンペ募集要項(5.23修正)

1 設計コンペの概要

(1)名称

 船森公園トイレ改修に伴う実施設計業務委託設計コンペ

(2)主催・事務局

 八王子市 まちなみ整備部 公園課
 住所:〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号 5階
 電話:042-620-7271

(3)スケジュール

◇募集要項公表開始

令和7年5月1日

◇参加資格に関する質問受付 (終了しました) 

令和7年5月8日(木)~5月15日(木)

◇参加資格に関する質問回答 

令和7年5月23日(金)

◇参加申出受付期間(終了しました)

令和7年5月24日(土)~7月2日(水)

◇参加資格確認結果通知

令和7年5月24日(土)以降随時、7月9日(水)まで

◇設計条件に関する質問受付(終了しました) 

令和7年5月28日(水)~6月4日(水)

◇設計条件に関する質問回答

令和7年6月13日(金)

◇設計案受付期間(終了しました)

(データ)          令和7年6月18日(水)~7月17日(木)
(紙)送付の場合  令和7年6月18日(水)~7月17日(木)必着
(紙)持参の場合  令和7年7月  3日(木)~7月17日(木)各日10時~16 時

◇一次評価結果公表

令和7年8月1日(金)

◇二次評価(公開ヒアリング)  

令和7年8月20日(水)

◇二次評価結果・受託候補者等の公表

令和7年8月26日(火)

(4)評価会議参加者(外部評価員)

・内藤廣    (建築家、東京大学名誉教授、多摩美術大学学長)
・冨永祥子(建築家、工学院大学教授、八王子市景観アドバイザー)
・南雲勝志(デザイナー、國學院大學特別専任教授、八王子市景観アドバイザー)
・湯澤幸子(インテリアデザイナー、多摩美術大学教授)

(5)参加資格

45歳以下の建築士
その他参加資格については募集要項を参照してください。

2 設計コンペ募集要項等

01船森公園トイレ改修に伴う実施設計業務委託 設計コンペ募集要項(5.23修正)

02八王子市中心市街地まちづくり方針

03八王子市中心市街地公共トイレ環境づくり基本方針

04船森公園トイレ改修に伴う実施設計業務委託設計コンペの選考に関する実施要綱

05船森公園トイレ改修に伴う実施設計業務委託設計コンペ評価会議開催要綱

06案内図及び現況写真

07船森公園CAD図(.dxf)

07-2船森公園CAD図(.PDF)

08【参考】過去の整備図面

09配置図(建築可能範囲、外構提案範囲)(6.18修正)

10建築条件図

11八王子市公共施設景観形成マニュアル

12設計業務委託仕様書

13実施設計業務委託特記事項

3 オンライン申請(LoGoフォーム)

◇参加資格に関する質問受付【令和7年5月8日(木)~5月15日(木)】

参加資格に関する質問受付は、終了しました。

参加資格に関する質問に対する回答書

◇参加申出受付【令和7年5月24日(土)~7月2日(水)】

参加申出受付は、終了しました。

◇設計条件に関する質問受付【令和7年5月28日(水)~6月4日(水)】

設計条件に関する質問受付は、終了しました。

設計条件に関する質問に対する回答書

◇設計案受付【令和7年6月18日(水)~7月17日(木)】

設計案受付は、終了しました。

4 一次評価結果(令和7年8月1日更新)

(1)参加申出

  227者

(2)応募者数

  158者

(3)二次評価対象者

受付番号 作品タイトル 応募者
(共同応募の場合は代表者)
FU00001723 ながれる風、とどまる時間 村山    周平
FU00004579 The Fold 藤原    真名美
FU00008449 めぐり つつむ レストコモンズ 廣戸    海渡
FU00011609 boundary 市江 龍之介
FU00013781 Small Triangle 横溝    惇
FU00018674 あるき まわる・ひと やすむ 坂口    源

5 二次評価結果(令和7年8月26日更新)

二次評価は公開ヒアリングとして、応募者本人によるプレゼンテーションと評価員からの質疑応答を実施し、その後6作品について評価会議で議論し、最優秀賞、優秀賞、入賞4作品を選出しました。また、一次評価で各評価員より選出があった26案のうち入賞作品を除く20案を佳作として決定いたしました。

(1)二次評価結果(敬称略)

受付番号 作品タイトル 応募者 共同応募者 設計案 受託候補者
最優秀設計案 FU00008449 めぐり つつむ レストコモンズ 廣戸    海渡 - 8449設計案 株式会社レクト一級建築士事務所
優秀設計案 FU00004579 The Fold 藤原    真名美 - 4579設計案 合同会社 藤原酒谷設計事務所(次点)
入賞(内藤廣賞) FU00013781 Small Triangle 横溝    惇 江田 拓也 13781設計案 -
入賞(冨永祥子賞) FU00011609 boundary 市江 龍之介 - 11609設計案 -
入賞(南雲勝志賞) FU00001723 ながれる風、とどまる時間 村山    周平 飯田 嵩洋 1723設計案 -
入賞(湯澤幸子賞) FU00018674 あるき まわる・ひと やすむ 坂口    源 - 18674設計案 -
最優秀設計案

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優秀設計案・入賞

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(2)評価員のコメント

【全体・最優秀設計案・優秀設計案講評】 建築家・東京大学名誉教授・多摩美術大学学長 内藤 廣氏
 都市の中にあって、公衆トイレの重要性は増しています。それがその街の利用者への行政の姿勢を示すリトマス試験紙のような存在になりつつあるからです。公衆トイレのあり方を見れば、その自治体が住民や来訪者に対してどのように考えているかが一目でわかります。近隣や周辺環境、防犯、高齢者対応、ジェンダー、メンテナンス、トイレを少し深掘りすれば行政としては難しい問題が次々と見えてきます。これらを管理の側からしか扱ってこなかったのが旧式の公衆トイレの実態です。
 それを利用者の側から、街の側から、あるいは若い世代の視点からもう一度見直してみよう、というのがデザイントイレの試みであり、今回のコンペティションの挑戦でした。これは公共セクターとしては最小のトライアルではあるけれども、市の姿勢を示す上でとても大きな一歩を示したとも言えます。
 今回、最優秀になった「めぐり つつむ レストコモンズ」は、小さな建物にコンクリート造で強いフォルムを与えています。欲張りすぎずコンパクトにまとめているところがよかった。今後、実現するに際しての施工精度が問われますが、その辺りがうまくいけば、長い間市民から愛されるような建物になるでしょう。
 次点の「The Fold」、これも一目でわかる明快で強いインパクトを持った案でした。単純なフォルムにコンパクトに機能をはめ込んでいます。とても優れた答えの出し方でしたが、屋根のシェルターの製作やメンテナンスにやや不安を残したので次点になりました。
 今回、市の街づくりへの意欲に反応して、多くの若い世代の建築家が158点も応募してくれたことに、この場を借りて感謝したいと思います。どの案もたいへんな熱量のエネルギーを投下してくれました。評価員を代表して御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
【入賞作品に対するコメント】 
・内藤廣賞「Small Triangle 」 建築家・東京大学名誉教授・多摩美術大学学長 内藤 廣氏
 市街地に散在する小さな三角地の一つとしてこの敷地を捉え、それに適切な形を与えています。トイレ全体をシンプルなシェルターで覆い、メッセージ性のある強いフォルムを生み出し、さらに、シェルターを街のサインに使うというアイデアも良かった。
・冨永祥子賞「boundary 」 建築家・工学院大学教授 冨永 祥子氏

 L型の壁を複数組み合わせる手法で、中央に「プライベートボックス」をコア状に設定し、その周りにできた凸凹に機能空間や小さな居場所を散りばめている。男/女/子ども用トイレはいずれも通り抜けでき、防災時にも有効である。模型で見ると想像以上に閉鎖的な印象だったのが残念だが、新しいトイレの姿を示した画期的な提案といえる。

・南雲勝志賞「ながれる風、とどまる時間」 デザイナー・國學院大學特別専任教授  南雲 勝志氏
 東西に配置された大小ふたつのトイレに挟まれた風の小径、そしてその上に架けられた木質屋根によって生まれる空間は非常に魅力的で船森公園と一体となった新たなコミュニケーションの場をつくり出している点が評価されました。
 一方で実施行を考慮すると屋根部を地場産杉材のみの製作にこだわりすぎた感があり、屋根の構造、施工性、プロポーションに苦しさが生じてしまった点も指摘がありました。この経験を活かしてさらなる活躍を期待します。
・湯澤幸子賞「あるき まわる・ひと やすむ」 インテリアデザイナー・多摩美術大学教授 湯澤 幸子氏
 親しみを覚えるユニークなフォルムが魅力的な提案である。
 街角で帽子を持ち上げて会釈し、「こっちだよー」と手招きする顔馴染みのような存在感があり、船森公園にあったら素敵だと思った。
 曲線が生み出す回遊動線と余白は、日常使いにちょうどいい憩いの場と見通しの安心感を与えており、災害時においても頼りになる居場所になるべく配慮がされている。
 

(3)佳作

kasakuichiran9.9

※佳作は受付番号順です。

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このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

まちなみ整備部公園課
〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7271 
ファックス:042-626-3533

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