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近年気を付けるべき ダニ媒介による感染症

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1. ダニ媒介による感染とは?

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入るとダニに刺されることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあり、一年を通じて発生するおそれがあります。マダニは、特に春から秋にかけて活動が盛んになるため、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、4月から10月の発生が多くなりますが、犬や猫だけでなく、人も感染する病気です。 また、つつが虫病は、発生の多くなる時期が2つあり、春から初夏、晩秋から冬となっています。

ダニが運ぶ感染症に注意

ダニ媒介感染症(厚生労働省)(外部リンク)

2. ダニに咬まれない、刺されないことが大切です!

 

ダニは、シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境や、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などに生息しています。そのような環境に行くときは、下記のポイントに気を付けましょう。

(1)肌の露出を少なくする。帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く。
(2)長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用する。シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に。
(3)足を完全に覆う靴を履く。サンダル等は避ける。 
(4)ダニを目視で確認しやすくするため、明るい色の服を着る。
(5)虫除け剤を使用する。
(6)上着や作業着は家の中に持ち込まないようにして、屋外活動後は入浴し、ダニに咬まれていないか確認する 。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などに注意。

マダニ対策、今できること(JIHS)(外部リンク)

3. ダニに咬まれたときの対処法  

無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらいましょう。マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
 

【受診時に医師に伝えること】
(1)ダニに刺されたこと
(2)野外活動の日付け
(3)場所
(4)発症前の行動

4. 主なダニ媒介感染症

  •  重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTSウイルスを保有するダニに刺されることで感染します。 SFTSを発症している動物との接触により感染することもあります。6日~2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、時に、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。国立健康危機管理研究機構の研究によると、日本のSFTS患者の致命率は27%です。抗ウイルス薬投与や対処療法での治療が行われます。
 
 
  •  ダニ媒介脳炎

ダニ媒介脳炎ウイルスを保有するダニに刺されることで感染します。ヤギの生乳の飲用によることもあります。2~28日(多くは7~14日)の潜伏期間を経て、 発熱、頭痛、悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、 眼窩(がんか)痛、全身の関節痛や筋肉痛などの症状がみられます。悪化すると精神錯乱、昏睡(こんすい)、痙攣および麻痺などの脳炎症状が出現することもあります。致命率は20%以上、生残者の30~40%に神経学的後遺症がみられるといわれています。

  •  つつが虫病

病原体つつが虫病リケッチアを保有するツツガムシに刺されて感染します。5~14日の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱などを伴って発症します。重症になると肺炎や脳炎症状を来すことがあります。抗菌薬による治療が行われます。

  • 日本紅斑熱

病原体リケッチア・ジャポニカを保有するダニに刺されることで感染します。2~8日の潜伏期間を経て、発熱、発疹、刺し口の主要三徴候があり、頭痛、発熱、倦怠感を伴います。早期に疑い適切な抗菌薬を投与することが極めて重要とされています。
 

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