保健衛生・医療に関する よくある質問

質問 たばこが健康に及ぼす影響にはどのようなことがあるのでしょうか。

回答

タバコの煙には約4000種類の化学物質が含まれ、狭心症や心筋梗塞、慢性気管支炎や肺気腫などさまざまな病気の危険因子となります。また、タバコの煙には約60種類の発がん物質が含まれており、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、肺がん・喉頭がん・口腔がん・肝臓がん等になりやすいと言われています。さらに妊娠中や子育て中の喫煙・受動喫煙は、早産や流産、低出生体重児の可能性およびSIDS（乳幼児突然死症候群）などの危険性が高くなります。

周囲の人への影響

タバコの煙は、喫煙により直接吸い込まれる「主流煙」と、火のついた先端から立ち上る「副流煙」に分かれます。有害物質は副流煙の方が多く含まれ、非喫煙者の健康をも脅かすことになります。(受動喫煙)

禁煙のメリット

禁煙の効果はその日のうちから始まります。循環器・呼吸器系の病気やがん等の予防だけではなく、「寝つきや寝起きがよくなる」、「食事をおいしく感じる」、「体力が戻る」、「肌がきれいになる」、「家族が喜ぶ」などさまざまなメリットがあります。

禁煙に「今さら」はありません。禁煙指導やニコチンパッチの処方が受けられる禁煙外来もあります。また、保健センターでも禁煙に関するご相談をお受けしています。

禁煙を成功させるコツ

• 禁煙をはじめる日を決める。
• 禁煙の理由を書いて、よく見える位置に貼る。
• 吸いたくなる場所、状況を避ける。
• 吸いたくなったら、「ちょっと待て」と声を出してみる。タバコを吸いたくなったとき、たいていの人は呼吸が浅くなっています。深呼吸をしてリラクゼーションをしましょう。

たとえ失敗してもくじけずにな何度でもチャレンジし、禁煙を。