町会・自治会は、行政と地域住民を結ぶ中心的な組織として、地域コミュニティを形成し、重要な役割を果たしてきました。
八王子市内では500を超える町会・自治会が、地域コミュニティの醸成に加え、防犯、防災、福祉、環境、子育て、教育などの地域課題の解決に向けた様々な活動を行なっています。

現在、少子高齢社会の急速な進展、核家族化などの社会環境や生活形態の変化、価値観の多様化などから、加入世帯数の減少が続いており、コミュニティ意識の希薄化が進み、地域の活力が弱くなることが懸念されています。
一方で、地震や豪雨等の自然災害を契機として、地域住民のつながりや、災害に備える共助の重要性についての認識が高まっています。

町会・自治会での活動は、身近な市民参加の機会であり、地域で活動する様々な団体との連携、協力による住民主体の地域づくりが、今後の八王子市の発展につながっていきます。
「市民力・地域力」の源泉となっている町会・自治会について、協働によるまちづくりの重要なパートナーであることを位置付け、その活動を支援することにより、地域住民が支えあい、心豊かに安心して、いきいきと快適に暮らすことができる地域社会の実現を目指すため、平成31年（2019年）にこの条例を制定しました。

• 八王子市町会・自治会の活動活性化の推進に関する条例（PDF形式 36キロバイト）