五種混合(DPT-IPV-Hib)または四種混合(DPT-IPV)予防接種
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予防する病気
五種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)、ヒブを予防します。
四種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)を予防します。
ジフテリア
ジフテリアは、ジフテリア菌という細菌に感染することで発症します。感染すると、発熱や嘔吐、のどの痛みなども症状がでます。呼吸困難や窒息などにより重篤化する場合や亡くなる場合もあります。
百日せき
百日せきは、百日せき菌に感染することで発症します。感染するとかぜのような症状からはじまり、だんだんせきが激しくなります。けいれんをおこしたり、肺炎や脳症などの重い合併症をおこしやすく、特に新生児や乳児では命にかかわることもあります。
破傷風
破傷風は、土の中にいる破傷風菌により発症します。傷口から菌が入るため、常に感染する恐れがあります。神経麻痺や呼吸困難をおこすことがあり、重篤化する場合があります。
ポリオ(急性灰白髄炎)
ポリオは、ポリオウイルスに感染することで発症します。「小児まひ」とも呼ばれ、四肢にけいれんをおこします。
ヒブ(Hib)
ヒブ(Hib)感染症は、 インフルエンザ菌b型に感染することで発症します。感染してもほとんどの場合症状はありませんが、主な症状として発熱や嘔吐、頭痛などかぜに似た症状が現れます。まれに重症化すると肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引きおこすことがあります。
ワクチンの効果
五種混合ワクチン、または四種混合ワクチンの接種で、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの発症をほぼ100%防ぐことができます。
五種混合ワクチン、またはヒブワクチンの接種で、ヒブ(Hib)感染症の発症を9割以上減らし、重症化を予防することができます。
接種期間と回数
第1期(五種混合または四種混合)
無料で接種できる年齢:生後2か月(2か月になる日の前日)から7歳5か月(7歳6か月になる日の前日)まで
接種回数:1期初回3回、1期追加1回の全4回
接種間隔:1期初回は中20日以上(標準では20日から56日)空けて3回(標準では3か月から6か月)、1期追加は初回(3回)完了後6か月以上(標準では1年から1年6か月)空けて1回
※令和6年度から五種混合予防接種が定期接種化されました。すでに四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始している方は、原則として四種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を完了してください。
第2期(二種混合[または三種混合])
無料で接種できる年齢:11歳(11歳の誕生日の前日)から12歳11か月(13歳の誕生日の前日)まで
接種回数:1回
※令和6年度から八王子市独自の制度として、二種混合(ジフテリア・破傷風)に百日せきを加えた三種混合特別接種を開始しました。
詳しくは二種混合(DT)[または三種混合(DPT)]予防接種のページをご覧ください。
実施医療機関
市内の個別予防接種実施医療機関(定期の欄に丸がある医療機関)へ電話で予約し、接種を受けてください。当日は母子健康手帳と健康保険証(乳幼児医療証)をお持ちください。
市外で予防接種を受けたい方へ
特別な事情により、市外の医療機関での接種を希望する場合には事前の手続きが必要です。なお、町田市、日野市、多摩市、稲城市の医療機関で接種を希望する場合は、事前の手続きは不要です。
詳しくはこちらをご覧ください。
接種後の副反応
接種後の副反応は、局所反応として、接種部位の赤み、腫れ、痛みが出ることがあります 。非常にまれですが、アナフィラキシー(注)などの重大な副反応があるといわれています。通常の反応のほかに何らかの異常(けいれん・高熱など)が強く出た場合には、速やかに医師の診察を受け、保健所保健総務課へ連絡してください。
(注)アナフィラキシー:通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のこと。顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出る、息が苦しい、嘔吐などの症状やショック状態になるような、激しい全身反応のこと。
健康被害救済制度
予防接種を受けて、万が一、重篤な健康被害が発生し認定された場合には、予防接種法または独立行政法人医薬品医療機器総合機構法の規定に基づき健康被害に対する給付が行われます。
このページに掲載されている情報のお問い合わせ先
- 健康医療部(保健所)保健総務課 予防接種担当
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〒192-0046 八王子市明神町三丁目19番2号 東京たま未来メッセ 庁舎・会議室棟5階
電話:042-645-5102
ファックス:042-644-9100