ロタウイルス感染症予防接種
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予防する病気
ロタウイルス感染症は、幼児期にかかりやすい胃腸炎の一つで、ロタウイルスへの感染により起こります。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛であり、通常1週間程度続きます。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあり、まれにけいれんや脳炎、脳症を引き起こすことがあります。
ワクチンの効果
ワクチンの接種でロタウイルス胃腸炎の発症を約8割減らし、重症化を予防することができます。
接種期間
ロタウイルスワクチンはロタリックスとロタテックの2種類あり、ロタリックスは2回、ロタテックは3回の接種が必要です。
どちらも飲む生ワクチンで効果は同等です。同じ種類のワクチン接種を完了することが原則です。
ロタリックス
無料で接種できる年齢:出生6週0日後から出生24週0日後まで
推奨接種年齢:1回目は生後2か月から出生14週6日まで
接種回数:2回
接種間隔:中27日以上
ロタテック
無料で接種できる年齢:出生6週0日後から出生32週0日後まで
推奨接種年齢:1回目は生後2か月から出生14週6日まで
接種回数:3回
接種間隔:各接種回数ごとに中27日以上
接種後の注意事項
接種後1週間から2週間は腸重積症に注意してください。腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管に入り込む病気で、速やかな治療が必要です。
ワクチンの接種にかかわらず、3か月から2歳くらいまでの乳幼児がかかりやすい病気です。ワクチン接種後(特に1回目接種後)1週間から2週間はかかりやすくなると報告されています。
次のような症状が一つでも見られるときは、医療機関を受診してください。
- 突然はげしく泣く
- 嘔吐を繰り返す
- 便に血が混じる
- ぐったりして顔色が悪い
- 機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す
実施医療機関
市内の個別予防接種実施医療機関(定期の欄に丸がある医療機関)へ電話で予約し、接種を受けてください。当日は母子手帳と健康保険証(乳幼児医療証)をお持ちください。
市外で予防接種を受けたい方へ
特別な事情により、市外の医療機関での接種を希望する場合には事前の手続きが必要です。なお、町田市、日野市、多摩市、稲城市の医療機関で接種を希望する場合は、事前の手続きは不要です。
詳しくはこちらをご覧ください。
接種後の副反応
接種後の副反応は、主に下痢や嘔吐、発熱などがあります。非常にまれですが、アナフィラキシー(注)などの重大な副反応があるといわれています。通常の反応のほかに何らかの異常(けいれん・高熱など)が強く出た場合には、速やかに医師の診察を受け、保健所保健総務課へ連絡してください。
(注)アナフィラキシー:通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のこと。顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出る、息が苦しい、嘔吐などの症状やショック状態になるような、激しい全身反応のこと。
健康被害救済制度
予防接種を受けて、万が一、重篤な健康被害が発生し認定された場合には、予防接種法または独立行政法人医薬品医療機器総合機構法の規定に基づき健康被害に対する給付が行われます。
このページに掲載されている情報のお問い合わせ先
- 健康医療部(保健所)保健総務課 予防接種担当
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〒192-0046 八王子市明神町三丁目19番2号 東京たま未来メッセ 庁舎・会議室棟5階
電話:042-645-5102
ファックス:042-644-9100