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災害廃棄物処理支援に関する情報
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東日本大震災の災害廃棄物受け入れについて環境省から感謝状
東日本大震災による災害廃棄物を受け入れたことについて、平成25年3月26日に環境省から感謝状が贈呈されました。
本市では、宮城県女川町の可燃性廃棄物を平成25年1月9日から2月28日まで戸吹清掃工場で受け入れを実施。合計で482トン受け入れました。
災害廃棄物処理支援について
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、東北地方において膨大な量の災害廃棄物が発生しました。本市は、被災地の早期復興を進めるため、宮城県女川町の災害廃棄物の受入れを行いました。
市民の皆様のご理解とご協力のもと、戸吹清掃工場において、平成25年1月9日から2月28日までの間に、約482トンの可燃性災害廃棄物の受入れを行いました。放射能濃度測定結果からも、災害廃棄物の受入れ前後において差が生じることはなく、安全性についても確認し、問題なく処理を終了しました。
年月 | 搬入量 (トン) |
受入コンテナ数 (基) |
女川町搬出時 遮蔽放射線量率 |
女川町搬出時 空間放射線量率 |
戸吹清掃工場 搬入時空間放射線量率 (μSv/h) |
戸吹清掃工場 バックグラウンド空間放射線 量率 (μSv/h) |
---|---|---|---|---|---|---|
平成25年1月 | 230.78 | 60 | 0.000 から0.003 |
0.08 から0.12 |
0.05 から0.09 |
0.06 から0.09 |
平成25年2月 | 250.84 | 65 | 0.000 から0.003 |
0.07 から0.09 |
0.06 から0.09 |
0.07 から0.09 |
合計 | 481.62 | 125 | なし | なし | なし | なし |
女川町の状況
八王子市を含む東京都内の清掃工場において、災害廃棄物の受入れを行った結果、次のとおり現地の状況が改善されました。
一時仮置場 山のように積まれていた災害廃棄物が、ほぼ片付きました。
町内展望 散乱していた災害廃棄物が撤去されました。
女川町魚市場周辺施設 買受人組合の冷凍冷蔵施設。組合担当者の話では、未だ水産物の取扱量は少ないが、近傍に建設が始まる水産加工施設に期待しているとのことです。
受入れの経緯
平成23年
平成23年6月
東京都環境局は、岩手県・宮城県を対象に3年間で50万トンの受入について事業計画を作成
平成23年7月25日
東京都市長会において、多摩地域総意で災害廃棄物受入を確認
平成23年10月
宮城県女川町から可燃性廃棄物について、広域処理依頼があり東京都で約10万トン受入を表明
平成23年11月24日
東京都、宮城県、女川町、東京市長会において災害廃棄物処理支援に係る基本合意を締結
平成23年12月
大田清掃工場、品川清掃工場において試験焼却を実施し、焼却後の放射能測定により、通常の家庭ごみと変わらないことから、安全性を確認
平成24年
平成24年1月30日
東京都市町村清掃協議会、三多摩清掃施設協議会合同会議において災害廃棄物受入を確認
平成24年3月
東京23区清掃一部事務組合により本格受入れ開始
平成24年5月1日
経営会議において災害廃棄物の受入れをする方針を決定
平成24年5月14日
市長他職員により、選別の状況、放射能測定方法など、安全性確認のため女川町視察
平成24年5月21日
環境省によりこれまでの推計量が見直され、女川町からの広域処理依頼量が、6万1千トンに変更
平成24年6月
多摩地域においても受入れを開始
平成24年7月21日
地元戸吹町で説明会を開催
平成24年10月10日
市民を対象に説明会を開催
平成24年12月19日
東京都環境整備公社、本市において処理に係る契約を締結
平成25年
平成25年1月9日
災害廃棄物受入れ開始
平成25年2月18日
宮城県及び女川町により災害廃棄物処理状況現地報告会が開催され、本市職員参加
平成25年2月28日
災害廃棄物受入れ終了
災害廃棄物の安全性確認について
搬出側
女川町からの搬出の安全対策は、東京都環境整備公社(女川町常駐)が監視し実施しました。
- 地元住民の方の雇用促進を図るとともに、手選別によりアスベスト等の有害物質や危険物が除去され、木くず、廃プラ、繊維くずなどに丁寧に選別されます。
- 選別したものについて、作業1時間ごとに空間放射線量を測定し、バックグラウンドの3倍以内の数値であるかどうか確認をします(3倍を超えた場合搬出禁止)。
- コンテナごとに積込み前、廃棄物自身の遮蔽(しゃへい)放射線量率(廃棄物を鉛の箱の中に入れて、外部からの空間線量率の影響を受けない状況において、廃棄物そのものの放射線量率)を測定し、遮蔽(しゃへい)放射線量率が0.01μSv/h以内の数値であるかどうか確認します(0.01μSv/hを超えたら搬出禁止)。
- コンテナに積込み後、搬出するコンテナごとに、コンテナの両側面より空間線量率の測定をします。
- 宮城県女川町において定期的に放射性物質濃度測定(月1回)を実施します。
搬入側
宮城県女川町の災害廃棄物を受入れるにあたっては、東京都の事業スキームの条件(十分な能力を有する排ガス処理装置を有する施設(「バグフィルタープラス活性炭入り消石灰吹込み」有する施設)、ダイオキシン規制値が1ng-TEQ/m3、発電設備を有する施設などの条件)を満たした戸吹清掃工場で実施しました。
受入れる災害廃棄物の種類は、20センチメートル以下に破砕した可燃性廃棄物(木くず、畳、絨毯類、廃プラ)です。混合率は概ね、木くず80パーセント・廃プラ14パーセント・繊維6パーセントで、焼却時には、通常排出される市内の家庭ごみに、女川町から搬入された廃棄物約10パーセントを混合して焼却を実施しました。また、被災地(搬出側)においても十分な放射能測定を実施し安全が確認できたもののみ搬入をし、受入工場においても下記のとおり測定しました。
焼却灰 | 月に1回 | 放射能濃度 | Bq/kg |
---|---|---|---|
飛灰(ばいじん) | 月に1回 | 放射能濃度 | Bq/kg |
排ガス | 月に1回・稼働炉 | 放射能濃度 | Bq/立方メートルN |
コンテナ | コンテナ搬入時 | 空間放射線量率 | μSv/h |
敷地境界 | 週に1回 | 空間放射線量率 | μSv/h |
周辺大気 | 2週に1回 | 空間放射線量率 | μSv/h |
受入内容について
放射性物質濃度など安全性が確認された可燃性廃棄物を次のとおり受入れ、焼却処理をしました。
受入工場 | 戸吹クリーンセンター(清掃工場) 東京都八王子市戸吹町1916 |
---|---|
受入量 | 概ね500トン(可燃性廃棄物) |
受入時期 | 平成25年1月9日から平成25年2月28日まで(土曜日、日曜日、祝日を除く。) |
受入時間 | 午前8時30分から午後4時まで |
受入方法 | 密閉性鉄道コンテナにより搬入 |
平成25年1月の受入と処理実績
平成25年1月 | 受入予定量(トン) | 実際の搬入量(トン) | 受入コンテナ数(基) |
女川町搬出時 遮蔽放射線量率※1 |
女川町搬出時 空間放射線量率※2 |
戸吹清掃工場搬入時空間放射線量率※2 (μSv/h) |
戸吹清掃工場バックグラウンド空間放射線量率※3 (μSv/h) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9日から11日 | 48 | 46.10 | 12 | 0.000から0.002 | 0.08から0.09 | 0.05から0.09 | 0.06から0.08 |
15日から18日 | 64 | 47.63 | 12 | 0.000から0.003 | 0.08から0.12 | 0.06から0.09 | 0.07から0.08 |
21日から25日 | 80 |
75.94 |
20 | 0.000から0.003 | 0.08から0.09 | 0.07から0.09 | 0.08から0.09 |
28日から31日 | 64 | 61.11 | 16 | 0.000から0.002 | 0.08から0.09 | 0.07から0.08 | 0.07から0.08 |
平成25年1月の計 | 256 | 230.78 | 60 | なし | なし | なし | なし |
(補足)平成25年1月14日月曜日は、搬入はありません。平成25年1月15日火曜日は、雪のため搬入中止となりました。
※1 災害廃棄物自身を鉛の箱の中に入れて、測定した廃棄物そのものの放射線量率です。
※2 災害廃棄物を積んだコンテナの両側面を測定した空間線量率です。
※3 戸吹清掃工場の入り口で測定した大気の空間線量率です。
2月の受入と処理実績
平成25年2月 |
受入予定量(トン) | 実際の搬入量(トン) | 受入コンテナ数(基) |
女川町搬出時 遮蔽放射線量率※1 |
女川町搬出時 空間放射線量率※2 |
戸吹清掃工場搬入時空間放射線量率※2 (μSv/h) |
戸吹清掃工場バックグラウンド空間放射線量率※3(μSv/h) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1日 | 16 | 15.03 | 4 | 0.000から0.001 | 0.08から0.09 | 0.07から0.08 | 0.08 |
4日から8日 | 72 | 68.33 | 18 | 0.000から0.003 | 0.07から0.09 | 0.06から0.09 | 0.07から0.08 |
12日から15日 | 64 | 62.22 | 16 | 0.000から0.002 | 0.08から0.09 | 0.07から0.09 | 0.07から0.08 |
18日から22日 | 60 | 58.12 | 15 | 0.001から0.002 | 0.08から0.09 | 0.07から0.09 | 0.07から0.09 |
25日から28日 | 48 |
47.14 |
12 | 0.000から0.002 | 0.08から0.09 | 0.07から0.09 | 0.07から0.08 |
平成25年2月の計 | 260 | 250.84 | 65 | なし | なし | なし | なし |
(補足)平成25年2月11日月曜日の搬入はありません。
焼却灰の搬出先
通常の可燃ごみと同様に、日の出町の皆様にもご理解を得て、多摩地域25市1町で構成する東京たま広域資源循環組合のエコセメント化施設へ搬出しました。
なお、ごみ焼却灰等の放射能濃度測定結果を定期的に更新しています。下記リンクよりご覧いただけます。
説明会を開催しました
災害廃棄物の受入れに先立ち、市民を対象に説明会を開催しました。
日時 | 平成24年10月10日(水曜日) 午後7時から午後8時50分 |
---|---|
会場 | クリエイトホール 5階(東京都八王子市東町5-6) |
参加者 | 43名 |
- 配布資料(次第)(PDF形式 10キロバイト)
- 配布資料(スライド)(PDF形式 1,978キロバイト)
- 配布資料(別紙1、別紙2)(PDF形式 39キロバイト)
- 説明会会議録(要旨)(PDF形式 27キロバイト)
- いただいたご質問の回答一覧(PDF形式 21キロバイト)
災害廃棄物広域処理支援関連資料
- 東京都災害廃棄物受入れ処理の全体スキーム(PDF形式 143キロバイト)
- 災害廃棄物処理基本協定(PDF形式 73キロバイト)
- 災害廃棄物の処理に関する基本合意書(PDF形式 96キロバイト)
- 宮城県による災害廃棄物の放射能測定結果(PDF形式 123キロバイト)
- 災害廃棄物の受入れ処理にあたっての環境対策(PDF形式 137キロバイト)
- 災害廃棄物受入れ事業についてQ&A(PDF形式 41キロバイト)
- 津波被害による岩手県・宮城県の災害廃棄物の受入れについて(環境省リーフレット)(PDF形式 2,992キロバイト)
- 放射能管理マニュアル(PDF形式 240キロバイト)
- 広域処理推進ガイドライン(PDF形式 2,598キロバイト)
- 東京都23区一部事務組合の災害廃棄物の試験焼却結果(PDF形式 1,940キロバイト)
関係機関ホームページリンク
- 環境省 東日本大震災への対応について・災害廃棄物対策(外部リンク)
女川町映像
- 東京都環境局 災害処理支援(外部リンク)
このページに掲載されている情報のお問い合わせ先
- 資源循環部ごみ減量対策課
-
〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7256
ファックス:042-626-4506
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