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再犯防止の取組について

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なぜ再犯防止の取組が必要なのか

 全国の刑法犯認知件数が減少傾向にある中、検挙者のうち再犯者の割合が約50パーセントでほぼ横ばいとなっていることが課題となっています。
 市民の皆様が犯罪被害に遭うことを防止し、安全に安心して暮らすことができる社会にするためには、再犯防止に取り組むことが大切です。
 しかし、犯罪や非行をした方の多くは、矯正施設(刑務所、少年院等)を出所しても仕事や住居がない、薬物やアルコール等への依存がある、高齢や障害など様々な困難(生きづらさ)を抱えており、更生に向け努力し、社会復帰しようと望んでも、周りからの偏見や差別意識などにより、社会で孤立し、再び罪を犯してしまう場合があります。
 更生には、本人の努力や立ち直りへの強い意志が必要なことはもちろんですが、社会から排除し孤立させるのではなく、社会の一員として受け入れ、犯罪や非行をした方が再び犯罪や非行をすることなく、安定して暮らせるよう、地域の皆様の理解が不可欠です。

悪循環

再犯防止の現状

 グラフ
             【図1】                   【図2】
   市内三警察署 刑法犯検挙者・再犯者数の推移       R5市内三警察署 刑法犯再犯者数(罪種別)
 
・令和5年は、検挙者数・再犯者数ともに増加しています。(図1)
・近年、再犯者率は、50%前後を推移しています。(図1)
・罪種別の再犯者数は、例年窃盗犯が最も多くなっています。(図2)

市の取組

 本市では、犯罪や非行を防止し、安全で安心して暮らせる地域を目指し、以下の取組を行っています。

ひとりひとりにできること

 罪を犯した人も、多くは社会に戻ってきます。社会復帰のために努力している人が再び犯罪や非行に陥るのを防ぐためには、立ち直りについて、地域の理解と協力が不可欠です。
 
 例えば・・・

・立ち直ろうとしている人たちへの理解を深め、見守る。
・更生保護についてのSNSをフォローし拡散する。
・近所で困っている人がいたら、声をかける。
・‟社会を明るくする運動”の行事に参加する。
・保護司、更生保護女性会員、BBS会員、協力雇用主など、立ち直りを支援する担い手になる。
 
見守り

最後に

 犯罪が起きるたび、被害者が生まれてしまいます。犯罪を減らし、新たな被害者を生まないためには、一度犯罪した人が犯罪を繰り返すことなく、立ち直ることができるよう支援する、再犯防止の取り組みが重要です。
 立ち直ろうとしている者が、再び犯罪や非行に陥るのを防ぐため、矯正施設では、被収容者に対し、自分の行いと向き合わせ、同じ過ちを繰り返させないための指導や、社会での居場所をつくるための支援を行っています。
 再犯防止に取り組むにあたり、 犯罪被害者がいることを十分に認識しつつ、犯罪や非行をした方にも、立ち直るチャンスをつくることで、犯罪や非行のない、安全で安心して暮らすことのできる社会を目指し、私たち一人ひとりが取り組んでいくことが大切です。再犯防止施策へのご理解、ご協力をお願いいたします。

関連リンク

更生保護を支える団体について(市ホームページ)

再犯防止対策(法務省)(外部リンク)

再犯を防止して安全・安心な社会へ(政府広報オンライン)(外部リンク)

再犯の防止等の推進(東京都)(外部リンク)

社会を明るくする運動(法務省)(外部リンク)

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

生活安全部防犯課
〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7395 
ファックス:042-620-7322

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