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フォーカスはちおうじ人~このまちで輝く人

更新日:平成28年12月14日

ページID:P0007665

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11月15日号  フリースタイルカヤック 高久 瞳(たかく ひとみ)さん 

ワクワクに満ちた 水上の世界

高久さん 

 川の激流の中、カヤックを自由自在に操り、波のリズムに合わせて技を競うスポーツ「フリースタイルカヤック」。このスポーツで、世界チャンピオンに何度も輝いているのが高久さんだ。
 カヤックに出会ったのは22歳の時。川遊びの一環で体験した。「水面の近さ、風を切る爽快さや、何より川との一体感。まるで魚になって泳ぐような楽しさがありました」。その奥深さに魅了され、独学で練習を始めた。
 カヤックは自然に密着したスポーツ。季節や気候で、プレーできる川は変わる。仕事のかたわら、練習のために日本中の川をめぐった。次は世界の川でも漕いでみたい――。気持ちが膨らみ、6年前に世界大会に初挑戦。「貪欲に楽しむこと」をモットーに、数々の大会に出場を重ね、輝かしい成績を収めている。
 今月にはアルゼンチンの世界大会に出場予定。トップレベルの選手と競うことが待ち遠しいという。「カヤックは生涯続けられるスポーツ。私もまだまだ成長の途上ですし、このスポーツの楽しさを多くの人に伝えていきたいですね」。

<プロフィール>
八木町在住の35歳。45秒の競技時間内に、1.6mほどのカヤックで技を競う「フリースタイルカヤック」で、数々の世界大会に出場。平成26・28年のワールドカップで総合優勝を果たす。お気に入りは雪解けの最上川。

10月15日号   BMXレーサー 佐宗 恭(さそう きょう)さん 

夢のオリンピックへ 駆け抜ける

佐宗さん 

 風を切り、颯爽と走る自転車。カーブを曲がり、空へ飛び上がり、縦横無尽に駆け抜ける…。ヘルメットを外し、現れたのは17歳のBMXレーサー・佐宗恭さんだ。
 オリンピックの正式種目でもあるBMXレース。最大8名のレーサーが、自転車でカーブや起伏のあるコースを走り、順位を争う。ゴールまでは僅か30秒ほどだが、他選手との駆け引きもあり、一瞬の判断が勝負の鍵となる。「レースのスピード感、臨場感は他のスポーツでは味わえないものです。選手同士の接触もあるタフなスポーツですが、恐怖心に打ち勝ち、前に出ることができなければレースには勝てません」。
 世界選手権大会など、活躍の舞台は海外にも広がっている。世界的に人気のある競技だが、国内での認知度はまだ低い。「僕たちの走りを見て、BMXのことをもっと知ってもらえたら嬉しいですね」。
 これから、2020年の東京オリンピックに向けて気の抜けないレースが控えている。「オリンピック出場は狭き門ですが、メダルをめざして強気の走りを続けます」。


<プロフィール>
椚田中学校卒業の高校2年生。3歳からBMXレースを始め、「全日本BMX選手権大会15・16歳ボーイズ」など数々の大会で優勝を果たす。2020年の東京オリンピックをめざし、日本自転車競技連盟(JCF)強化指定選手にも選ばれている。

9月15日号  マルベリーとちの木花づくり会 

まちに笑顔を咲かせたい


マルベリーとちの木花づくり会 

 「きれいだね」「この花は何ていう名前なの?」。八王子駅を彩る花壇の前で、通りがかった人々が笑みをこぼす。駅前を華やかに飾る花々を育てているのが「マルベリーとちの木花づくり会」の皆さんだ。
 17年前、市の花づくり事業をきっかけに結成された花づくり会。以来、60人ほどのメンバーで八王子駅前の花壇の植え替えや水やりなどをしている。「主婦や90 代の方など、顔ぶれはさまざまですが、花が大好きなところは皆同じ。大事に育てた花が咲くのを待つのは、わくわくします」。
 花づくり会の活動は週1回。雨の日はレインコートを着て、夏は汗を流しながら花の世話をする。道行く人から感謝の言葉をかけられることも多いという。「花づくりを通して、私たちもたくさん元気をもらっています。これからも楽しく続けていけたらいいな」。
 9月16日から開催される「全国都市緑化はちおうじフェア」の花づくりふれあいプロジェクトでは、1万株の花苗を育て、市内の小・中学校や施設に届けた。「育てた花が、まちの皆さんに笑顔を運んでくれたらうれしいですね」。

<プロフィール>
平成12年に結成。現在は40代~90代の59人のメンバーが活動している。毎週水曜日に八王子駅前のマルベリーブリッジやとちの木デッキで、花壇の植え替えや水やりなどを行う。

8月15日号  造園 杉本 涼(すぎもと りょう)さん・田村 玲治(たむら れいじ)さん 

磨いた技で 世界へ

松尾さん・尾本さん 

 未来のものづくりを担う若手職人が技を競う「技能五輪」。昨年開催された全国大会の造園部門で、金賞に輝いたのが市内造園会社の杉本さんと田村さんのペアだ。
 父親も造園職人であるというふたり。幼い頃から、職人が働く姿を見て育った。「樹形を瞬く間に整えたり、庭を造ったり。親父や先輩職人が憧れでしたね」。将来を考えた時、自然と造園の道を志していたという。
 入社して数年のふたりは、この世界ではまだ見習い。普段は先輩について、仕事を学ぶ日々だ。技能五輪では、植栽や石積み、木工といった幅広い技術が必要になる。大会で造った庭園は、寸法の正確さだけでなく、石積みの美しさも際立っていたという。「金賞もうれしいですが、練習で先輩からいろんな技を学べたことがよかった。この経験を今後の糧にしたいと思います」。
 10月には日本代表として、アラブ首長国連邦での国際大会に臨む。世界レベルの職人と競い、その技能に触れられる機会に、胸を躍らせている。「この世界はまだ知らないことだらけ。多くのことを吸収して、いつか父のような職人になりたいですね」。


<プロフィール>
22 歳と19 歳。昨年、23 歳以下の若手職人が技を競う「技能五輪全国大会」の造園部門で、34 組中金賞に輝く。9 月16 ~18 日に「全国都市緑化はちおうじフェア」で造園技術をライブで披露する。

7月15日号 チアヒップホップ 松尾 正樹(まつお まさき)さん・尾本 幸一(おもと こういち)さん 

元気と笑顔 ダンスにのせて

松尾さん・尾本さん 

 「ダンスで観る人を元気にしたい」。そう語る二人は、迫力ある演技や笑顔で観客を元気づけるダンス「チアヒップホップ」でペアを組み、4月に世界選手権に出場。息の合った力強い演技で会場を沸かせ、金メダルを獲得した。
 昨年、二人で挑んだ初めての世界選手権で優勝。二連覇のかかった今年は、そのプレッシャーで手足が震えるほど緊張したという。「家族をはじめ、支えてくださる方々の応援、観客の声援が原動力。みんなのおかげで全力を出し切れました」。
 そんな二人も、普段は普通の大学生。勉強やアルバイトに忙しい日々を送っている。練習との両立が大変な時もあるが、「ダンスが好きだから頑張れます」と笑う。
 今後はそれぞれプロのダンサーをめざして、さまざまなジャンルのダンスに挑戦していく。「お互いに尊敬できる相手。これからはライバルだけど、いつかまた二人で踊れたら」。新たなステージに向かって歩み出す。


<プロフィール>
創価大学2 年生。100 か国以上が参加した「ICU(国際チア連合)チアリーディング世界選手権」に日本代表として出場。「チームチア・ヒップホップダブルス」部門で18組中1位を獲得。2連覇を果たす。

6月15日号 石工 山中 英明(やまなか ひであき)さん 

受け継いだ技と心で

山中英明さん 

 石材を削り出し、用途にあわせてさまざまな形に加工する職人、石工。明治時代から続く石材店を営む山中さんもそのひとりだ。
 幼い頃の夢は競輪選手。石工の仕事には興味がなかったというが、高校卒業後、気付けば父の背中を追ってこの道に足を踏み入れていた。できるだけ機械を使わず、ノミや金槌などで仕上げる仕事は、自分の手の感覚が頼り。一人前になるには何年もかかる厳しい道だが、「同じものを作っても、一つひとつ表情が変わる。正解のない世界に奥深さを感じますね」。
 今年2月、熟練の職人が技を競い合う「技能グランプリ」に出場し、石工部門で優勝。曲線の正確さや滑らかさなどが評価された。さらに、特に優秀な成績を収めた職人として内閣総理大臣賞も受賞。「同世代の職人から刺激を受けて挑んだ大会。これからも切磋琢磨して良いものを作っていけたら」。
 最近では石工の数は減っているという。「百年、二百年とずっと残るものを作れることがこの仕事の魅力。先人から受け継いできた技術と心意気を伝えていきたいですね」。

<プロフィール>
弐分方町在住の39歳。市内石材店の4代目。設計から加工、設置までを一人で行う。今年2月の「技能グランプリ」では、全職種の優勝者31人の中から特に優秀な4人に贈られる内閣総理大臣賞に輝く。

5月15日号 八王子ママの会 山本 由佳理(やまもと ゆかり)さん 

つなげたいママの笑顔

山本由佳理さん 

 「子どもを叱った後のフォローはどうしてる?」「近所にいい公園はないかな?」…。
 子育てママのコミュニティ「八王子ママの会」では、日常的な交流が盛んに行われている。立ち上げたのは、自身も二児のママである山本さんだ。
 関西出身で八王子に馴染みがないまま初めての子育てをスタートした。身近に頼れる人も相談相手もおらず、家に子どもと二人きり。同じ境遇の仲間が欲しかった。「私のような新米ママがたくさんいるはず。気軽につながれる場があれば…」。
 一念発起し、SNSでコミュニティを開くと、すぐにママたちが集まった。会のメンバーは今や500人を超え、中にはヨガやワークショップなどを企画する人も。ネット上、実際の場を問わず、自分たちのペースで交流を楽しんでいる。
 昨年9月には、子育て情報のフリーペーパーを発行するなど活動はさらに広がりを見せている。「私自身もママの会のみんなに助けられているんです。これからも子育てママの笑顔の輪を広げていけたらな」。

<プロフィール>
長房町在住。育児と仕事の傍ら、昨年3月にフェイスブックで「八王子ママの会」を立ち上げる。秋にはママたちに大好評のフリーペーパー「Kakka(カッカ)」第2弾の発行やママフェスイベントの開催を予定している。

4月15日号 生け花講師 斎藤 奈津子(さいとう なつこ)さん 

大好きな花で 駅に彩りを

斎藤奈津子さん 

 西八王子駅の一角を飾る四季折々の花々。忙しなく行き交う人々にひとときの安らぎを与えている。その花を30年以上生け続けているのが斎藤さんだ。
 幼い頃から花が大好き。習い事のひとつとして始めた華道だが、気が付けばその奥深さに魅了されていた。「駅で生けるようになったのは、華道の先輩に誘われたことがきっかけ。花の力で誰かの癒しになればと思い、始めました」。
 当初3人だったメンバーも、今では斎藤さんひとり。週に1度は新しい花を生けるほか、水を取り替えたり、咲き終わった花を摘んだりと、毎日のように駅に通う。大変ではあるが、だからこそやりがいを感じるという。「今ではすっかり生活の一部。花の方から力をもらっている気がするんです」。
 花を生ける斎藤さんの姿は西八王子駅でお馴染みの光景になった。利用者や駅員にもファンは多い。「楽しみにしているよ、という声が励み。この先もできる限り続けていきたいですね」。

<プロフィール>
生け花歴は50年以上。雅号(生け花での名前)は斎藤栄鳳。流派は一葉式いけ花。市民文化祭などの華道展に出展するほか、市内中学校のクラブ活動などで教えている。

3月15日号 日本酒蔵元 西仲 鎌司(にしなか けんじ)さん 

八王子米100%の酒

西仲鎌司さん 

 八王子北部、一面黄金色に染まった高月の田んぼで、稲を刈る親子の歓声が上がる。刈っているのは酒米の稲。地域の人の手で収穫された米を使って造られるのが日本酒「髙尾の天狗(てんぐ)」だ。
 八王子の米で酒を――企画したのは、酒類商社の西仲さん。酒を卸す中で、次第に酒造りへの思いが強くなっていった。「市内の酒蔵がなくなっていくことをさみしく思っていました。酒造りでまちを元気にできたら」。一念発起して酒蔵を買い取り、酒造りを始めた。
 協力してくれた農家にとっても酒米の栽培は初めて。環境に合う品種探しや味の調整など、模索の日々が続いた。だからこそ、お客さんの笑顔が見られたときの喜びはひとしおだという。「味はもちろん、農家さんを始めとした作り手の顔が見えるのも良さ。家族の団らんで飲んでもらえるような、身近なお酒にしたい」。
 製造を始めて3年目。販売量は年々増え、今年の新酒は市内約100店に並ぶ。「お米作りから販売まで、酒を通じたつながりをもっと広げていきたいですね」。

<プロフィール>
36 歳。市内の酒類・飲料専門商社の取締役、酒蔵の蔵元。八王子を地酒を味わえるまちにするのが夢。「どんな料理にも合うすっきりした辛口」と語る純米吟醸酒「髙尾の天狗」は、道の駅八王子滝山のほか、市内小売店・飲食店などで販売されている。

2月15日号 指揮者 川瀬 賢太郎(かわせ けんたろう)さん 

心躍る音 届けたい

川瀬賢太郎さん 

 楽しい時も、苦しい時も音楽はいつもそばにあった。「気づいたら、自然と指揮者をめざすようになっていました」と話す川瀬さん。今、各地のコンサートから次々と招かれ、全国で指揮を執っている。
 オーケストラは何十人もの楽団員で構成される。彼らをまとめ、作り上げた音楽を観客と共有することが指揮者の醍醐味だという。「緊張はありますが、舞台に上がる時はわくわくして仕方ありません」。
 八王子の子どもたちに音楽のすばらしさを伝えたい、との思いから八王子ユース弦楽アンサンブルの音楽監督を引き受けた。ポップスと違い、クラシックには歌詞がない。難解とも言われるが、だからこその面白さがあると感じている。「僕たちは言葉で表せない想いを音楽で表現する。感じて伝える心を子どもたちに育んでもらえたら」。
 今年で指揮者生活10年目を迎え、活躍の場をますます広げている。「コンサートの非日常感を楽しんでほしい。毎日が少し色鮮やかになる音を届けたいですね」。今日もまた、人々の心を躍らせる音を響かせている。

<プロフィール>
32歳。八王子高校芸術コース卒業。八王子ユース弦楽アンサンブルの音楽監督、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者などを務める。5月にオリンパスホール八王子で行われる市制100周年記念オペラ「アイーダ」を指揮。

1月15日号 こけし制作 大蔵 國宜(おおくら くにのぶ)さん・昌子(まさこ)さん 

笑顔を運ぶこけし 二人三脚で

大蔵さん 

 ギュルルン!木工旋盤が作動する。固定した角材にノミをあてると、わずか3分の間に愛らしいこけしが生まれた。都内で唯一のこけし「東京こけし」だ。
 作るのは、木工職人の大蔵國宜さん。16 歳で木工所を継いだものの、主力の織物関連部品の発注が織物業の衰退とともに激減。店を畳むべきか――。悩んでいた40年前、実演販売のイベントで考えついたのがこけしだった。「会場でこけしを削り出すたび、歓声が上がる。ものづくりの喜びを感じました」。
 こけしには妻の昌子さんが一つひとつ季節の花を描く。経験もなく、初めは試行錯誤の日々だったという。現在の特徴的な姿は、夫婦手探りで作られていった。「どれも可愛い我が子。できあがったときは、お嫁に出すような気分です」。
 東京こけしの名は、今や全国に広まりつつある。最近では外国人観光客が木工所を訪ねることも多い。「こけしがくれた出会いを大切にしたいですね」。心のこもったこけしがまたひとつ、笑顔を運ぶ。

<プロフィール>
74 歳と71 歳。大きな頭にとっくり型の胴体、「ハピネスリング」と呼ばれる首輪が特徴の「東京こけし」を作る。毎年、高尾山もみじまつりなどでの実演販売のほか、小学校の体験教室で教えている。

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