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樹林地の萌芽更新について

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萌芽更新とは「積極的に手を加える」という緑地保全の方法です

「萌芽更新」とは

萌芽更新イメージ

緑地の管理方法には様々な方法がありますが、萌芽更新とはその手法の一つです。
多くの広葉樹は、幹を切ると切り株からたくさんの芽が伸びだしてきます。年を経た樹木を伐採し、こういった萌芽を育て、雑木林の若返りを図ることを萌芽更新と呼んでいます。
かつては薪や炭に利用される細い材をたくさん生産するのに適しているため、里山管理の手法として多く行われていました。

「萌芽更新」の目的

  • 樹林地の若返り
    樹齢を重ねた樹木を次世代の樹木に世代交代させ、林全体が若返ります。
    また、地表に太陽光が届くようになるため、周囲に落下していた種子による天然更新も進みます。
  • 草花や小動物の回帰
    日光が林の中に入ることで、日影により休眠していた草花や、従来そこに生息していた昆虫や小動物が帰ってきます。
  • 安全上の必要性
    巨木・老木になると、台風や強風の際に倒木の危険もあります。
    萌芽更新により樹林が若返ることにより、倒木等のリスクの減少も期待できます。

これからの緑地管理の考え方

これまでの緑地保全は「人の手を入れず自然のままに放置しておくこと」が多かったのですが、人の手が入らない樹林地は、樹木の大木化により陽光が入らなくなり、細く高い樹木が多くなるばかりか、光を必要とする小さな草花やそれらに集まる小動物などが衰退するなどの問題が発生してしまいます。
市では健全で安全な緑地とするために、萌芽更新など積極的に手を入れる管理を通して、それぞれの地域で自治会の皆さんと調整の上、計画を立て、作業エリアを決めるなどの対応をしていく予定です。

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

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