梅毒について【梅毒急増中】
更新日:
ページID:P0032171
印刷する
ロゴをクリックすると
東京都性感染症ナビ(外部リンク)から梅毒・
性感染症に関する情報が掲載されています。
都内で梅毒が急増しています!
梅毒は早期治療が大切です。
2022年は感染症法に基づく調査が始まって以降、最も多い報告数(3,677件)となりました。
特に20代女性と20~50代の男性を中心に流行しています。
Webで学ぶ梅毒(外部リンク)
どのような病気か
●梅毒トレポネーマが原因の感染症です。
● 感染していても症状がないこともあります。症状が現れても、一時的に症状が改善することがあるため、治癒したと間違われることがあり、発見が遅れることがあります。
●免疫ができないため、治っても何度も感染することがあります。
●症状がなくてもパートナーに感染させる可能性があります。
●治療をしないと病気は進行し、数年から数十年の間に脳、神経、血管、内臓などに異常が現れ、重症化するケースもあります。
感染経路
●梅毒トレポネーマに感染した人との性的接触により、粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。
●オーラルセックス(口腔性交)によって、のどに感染したり、アナルセックス(肛門性交)によって直腸感染することもあります。
症状について
●症状が現れないこともあります。症状が現れたり、自然に消えたりを繰り返すことがあります。
●約1か月の潜伏期間を経て発症します。
●治療しないでいると梅毒は進行します。
●現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く抗生物質が有効であることなどから、第3期、第4期に進行することはほとんどありません。
●梅毒は症状により、4期に分類されています。
第1期
感染後、約1か月から3か月で感染した場所(陰部、口唇部、口腔内)に、しこりやただれができます。治療しなくても症状はすぐ消えますが、まれに潰瘍となることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあります。
第2期
感染後、3か月程度経過すると、全身のリンパ節が腫れる他に、発熱、倦怠感、関節痛などの症状が現れる場合があります。
「バラしん」と呼ばれる特徴的な全身性発しんが現れることがあり、赤い目立つ発しんが手足の裏から全身に広がり、顔面にも現れます。
治療しなくても約1か月程度で消失します。
第3期
感染後3年以上経過すると皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生します。現在ではここまでの進行は稀です。
第4期
感染後10年以上経過すると、多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経を侵され麻痺性痴呆、脊髄瘻を起こし、死亡に至ることがあります。現在ではここまでの進行は稀です。
妊娠と梅毒について(先天梅毒について)
●妊娠中に梅毒トレポネーマに感染すると、母親だけではなく、胎盤を通じて胎児に感染してしまうことがあります。胎児に感染すると死産や流産に至ったりすることがあります。
● 生まれた子どもの神経や骨などに異常をきたすことがあります。
●生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。(先天梅毒)
予防について
●梅毒に感染した方との性的接触を避けることが基本です。
●予防には皮膚が直接触れないように、コンドームの正しい使用が有効です。
●コンドームを使用しても、コンドームで覆われていない部分の皮膚から感染がおこる可能性があります。
●不特定多数との性的接触は感染リスクを高める原因となります。
検査について
●梅毒の検査を受けることで感染の有無を確認することができます。
●感染のリスクを伴う行為があったときや症状があるとき、心配な場合には、早めに検査を受けましょう。
●治療を受けて治癒しても、パートナーから再感染したり、その逆もあります。そのような場合はパートナーと一緒に検査を受けましょう。
●保健所では、毎月原則第1水曜日(祝日除く)にHIV・梅毒検査を実施しています。
詳しい日時や、検査に適した時期などはHIV抗体検査・梅毒検査について (内部リンク)をご参照ください。
東京都の患者・感染者報告数の年次推移
● 東京都感染症情報センター 梅毒の流行状況(外部リンク)
このページに掲載されている情報のお問い合わせ先
- 健康医療部(八王子市保健所)保健対策課 感染症対策担当
-
〒192-0046 八王子市明神町三丁目19番2号 東京たま未来メッセ 庁舎・会議室棟5階
電話:042-645-5195
ファックス:042-644-9100