概要

大横町の山車

明治45年（1912年）頃、棟梁小町小三郎（こまちこさぶろう）、彫工小松光重によって建造された二層鉾台形式の山車で、唐破風（からはふ）、瓦棒葺き（かわらぼうぶき）の囃台と二層鉾台構造の後部楽屋から構成されています。前部囃台は正面、左右三面に擬宝珠高欄（ぎぼしこうらん）を、後部楽屋の下層は左右に花頭窓（かとうまど）、上層は三面胴羽目（どうばめ）の最上部に擬宝珠高欄を巡らしています。正面唐破風・懸魚（からはふ・けぎょ）の鰐に乗った仙人の彫刻はこの山車を強く印象づけ、鉾台四隅には本市で唯一、金箔押しの竜が取り付けられています。　　　　　

寸法

梁間　　1間　146センチメートル　　　　

桁行　　2間　244センチメートル

鉾台縁までの高さ　403センチメートル

構造など

二層鉾台構造

時代

明治時代

指定年月日

昭和45年（1970年）7月23日

管理者（所有者）

大横町町会

所在地

東京都八王子市大横町10-18（宝樹寺境内山車保管庫）

備考