浦島　彩音（保育士）

※令和2年7月現在

現在の仕事内容を教えてください

　今年度は1歳児クラス10名を担当しています。2年目までは正規の複数担任として2歳児（持ち上がりで3歳児）を担当していましたが、今年は初めて正規1名と臨時職員での担当になりました。
　毎日の保育内容は、カリキュラムに沿いながら子ども達の様子を見て決めています。危険の無いよう子ども達を見守ったり、世話をしたり、保育士が行う仕事は沢山あります。
　その中でも特に大事にしていることは、子どもの主体性を大事にし、一人一人が大切な存在であることが実感できるような関わりをすることです。そして毎日が楽しいと感じられる保育を心掛けています。1歳児は、個人の差が大きいので、クラス皆が楽しく過ごすにはどうすれば良いかを常に考えながら仕事をしています。

新型コロナウィルス感染症対策として気を付けていることはありますか

　子どもたちや職員の手洗いや消毒はもちろん、おもちゃやブロックなど、1つずつ消毒しています。壁やドアも一日に何回も消毒します。最近は子どもたちも消毒を覚えてきて、登園すると真っ先に私に手を差し出すようになりました。食事の際は透明な板などで仕切っています。また、各種行事は規模を縮小し実施しています。

一日のスケジュール

　1歳児クラスの一日のスケジュールは次のとおりです。　　　　　

仕事をする上で大切にしていることを教えてください

　月齢差も大きいので、一人一人をよく見て、どこを伸ばせば良いのか、何を経験させれば良いのかを個別に考えることを大切にしています。育ちにおいて大事な時期に関わる仕事なので、子どもたちのやりたい気持ちを大切にして、やりたいことをやって1日楽しく過ごしてもらいたいと思っています。
　また、園長先生からいつも、「子どもたちが楽しい気持ちになるには先生が楽しくなければいけない」と言われています。まだまだ経験も浅く、常に実践するのは難しいことですが、子どもたちと一緒に楽しめる活動を一つでも実践できればと思います。

やりがいを感じるのはどのようなときですか

　かわいい子どもたちと毎日一緒に仕事ができることが何よりもやりがいに繋がっています。言葉を覚え始めた子に「先生」と呼んでもらえた時はとても嬉しかったですし、一生懸命考えて用意した活動を子どもたちが楽しんでくれたときも充実した気持ちになります。　
　実は子供たちの興味や流行りと少しでも違う内容だと全然盛り上がりません。みんな気持ちを素直に表現するので意外とシビアです(笑)
　自分の引き出しはまだまだ少ないのですが、反省点を生かし、先輩から教えてもらったり自分で調べたりして、次につなげていきたいと思っています。

八王子市を志望した理由を教えてください

　私は隣の日野市出身で、日野市の受験も検討したのですが、居住地と勤務地があまりに近いと、勤務外で保護者の方々と出会うことが多く、お互いにやりづらくなるのではと考え、通勤しやすい八王子市を選びました。また、公立保育園は一人一人を大切に保育している印象で、自分のやりたい保育と合っていたため、民間保育園は受験しませんでした。

未来の仲間へのメッセージをお願いします

　私の働いている園では、職員が困っているとお互いにフォローし合う体制になっています。先輩職員にいつでも相談できますし、園内研修もありますので、とても働きやすいと思います。
　保育士を目指している皆さんは、保育についてたくさん勉強し、知識として大切なことは分かっていると思います。しかし、具体的に何をどうすれば良いのかを学ぶ機会は多くありません。私は学生時代に保育園で保育補助のアルバイトをしていましたが、保育士として働き始めてから担任と保育補助ではやるべきことがかなり違っていたことに気づきました。可能であれば学生時代から実践的な手法を多く学ぶと良いと思います。
　保育には答えがなく、そこが楽しいところでもあります。ぜひ一緒に働けるようになると嬉しいです。