現在の場所 :
トップ > 各種コンテンツ > 広報はちおうじ > 広報紙に連載のコラム > 市長コラム(「広報はちおうじ」毎月1日号に掲載)

市長コラム(「広報はちおうじ」毎月1日号に掲載)

更新日:

ページID:P0035138

印刷する

こころの健康支える地域社会に(令和7年3月1日号掲載)

 午前6時の高尾登山電鉄の臨時便に乗り、節分行事に参加しました。麓の清滝駅は雨。高尾山駅に近づくにつれて雪に変わり、ゆっくりと綿雪が落ちる幻想的な朝でした。その後、八王子学生CMコンテスト表彰式に出席し、本市の魅力を伝える瑞々しい感性の内容に、早朝の綿雪を重ねながら見入っておりました。
 また、先月の全関東八王子夢街道駅伝競走大会は晴天に恵まれ、選手の皆様が沿道の声援を追い風に、市内を全力で駆け抜けました。姉妹都市の苫小牧市・日光市からも中学男子・女子チームに御参加いただけました。御協力いただきました市民の皆様と、関係者の皆様に感謝申し上げます。
 さて、今月は自殺対策強化月間です。自殺の背景には精神保健上の問題のほか、過労、生活困窮、いじめ、孤立などの様々な社会的要因があり、日常生活の中の身近なところに、その要因が潜んでおり、複合的な対策が必要だと認識しています。
 市では、心の健康に関する啓発活動や相談窓口の充実を図り、安心して相談できる環境を整備しております。本市において、自殺を考えている人を周りの方々が気付き、必要な相談先につながり、見守っていけるような地域社会を築くことで、自殺に追い込まれることのない社会を実現してまいります。
 
ファンの想いも乗せて

未来へつなぐ襷(たすき)と絆   (令和7年2月1日号掲載)

 節分、立春に続いて、9日には全関東八王子夢街道駅伝競走大会を開催します。市内外から多くのランナーに御参加いただき、公道を走る日本最大級の規模の駅伝大会です。
 毎年、地元町会・商店会・企業・団体、高校生・中学生など地域の皆さんが一丸となって大会を支えていただき感謝申し上げます。当日は、コースとその周辺での交通規制によるご不便をお掛けしますが、御理解と御協力をお願いいたします。
 さて、先月の「成人の日」には、7,258人の方々を対象に「二十歳を祝う会」を8名の実行委員会の皆さんと共に開催しました。これからも人と人との絆を大切にし、自分を育ててくださった方々、そして故郷に対する感謝の気持ちや郷土愛を持ち続け、一つしかない自分らしい歴史を築いてくださることを願っております。
 昨今、エネルギーや食料品価格等の物価高騰が続き、影響を受けている市民の皆さんの生活等を支援する必要が生じております。市では、国の臨時交付金を活用し、住民税非課税世帯とその世帯の18歳以下の子どもに対する支援を行います。詳しくは、今後市のホームページや広報紙に掲載予定ですので御覧ください。

親子に寄り添う子育て応援企業

新たな年のスタートに寄せて (令和7年1月1日号掲載)

 あけましておめでとうございます。市民の皆様には、日頃から市政運営に御理解と御協力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。
 能登半島地震で始まった昨年は、日向灘を震源とする地震後に発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」、豪雨による水害など自然災害への備えを改めて認識する一年でした。新たな年が安全に、安心して暮らせる一年になることを強く願う令和7年の元旦です。
 今年は、市民の皆様の安全と安心につながる取組を基礎に、市内経済界の成長と発展のための支援、都内唯一の日本遺産都市としての賑わいの創造、そして、八王子を支える人材の確保と定着とともに、育成にも取り組んでまいります。
 さて、昨年末には児童・生徒・学生の皆様の様々な発表会に臨席させていただき、直接提言をいただく機会にも恵まれました。そうした中で、学校給食費の無償化に「税」が活用されていることを表現した作品等にも触れる嬉しい場面もありました。未来の八王子を担う皆様が、八王子をさらに知り、愛着を深めていただける機会になったと感じております。
 新年が、皆様にとって安全で安心に暮らせる、そして幸せの多い一年でありますように願っております。

町火消の心意気 天高く掲げ

心をつなぐ看護の誓い (令和6年12月1日号掲載)

 令和6年のカレンダーが残り少なくなりました。今月は、地球温暖化防止月間です。寒冷、木枯、新雪など寒さを感じる季語が並ぶ師走。冬日向の季語のように暖かく過ごすための工夫を本紙12頁に紹介しております。ご活用いただければ幸いです。
 さて、先月2日に八王子市立看護専門学校の戴帽式に出席しました。当校の戴帽式は、看護師という職業人になるための努力と、先輩たちが築き上げてきた「人間を尊重する看護の心」を引き継ぐことを、ろうそくの火を通して自分自身と参列者の皆様に誓うものです。現在、医療人材の確保と定着が課題の一つとなっていますが、戴帽生の姿に心強く思い、一人ひとりに心からのエールを送りました。
 先日は、骨髄移植と命をテーマにした映画上映会がありました。上映後に、自身の白血病治療で骨髄移植手術を受けた主演俳優とのトークイベントがあり、骨髄提供した私の経験を話す機会に恵まれました。尋ねられたドナー登録の理由について、マザーテレサの「私たちは大きなことはできません。小さなことを大きな愛を持って行うだけです。」という言葉を紹介しました。これは私にとって大切にしている言葉です。

地域で取り組む獣害対策

姉妹都市との絆を次の50年に向けて (令和6年11月1日号掲載)

 先日、八王子市民の澤井伸さんに、東京都から名誉都民の称号が贈られました。澤井さんは、伝統工芸士として卓越した織布の技能を有し、多摩織の技術伝承や普及とともに新しい織物の創作にも取り組み、地元織物産業の発展に御貢献されております。心からお祝い申し上げます。
 さて、秋の深まりを感じるこの季節、紅葉が美しい八王子では、多くのイベントが行われます。今月16日と17日には、市民手づくりの祭り「八王子いちょう祭り」が開催されます。今年は、苫小牧市と日光市との姉妹都市の盟約を結んで、節目となる50周年を記念したデザインの甲州道中通行手形を手元に、12か所の関所を巡り、銀杏黄葉と地元特産品、多彩な催しなどを楽しんでいただければ幸いです。
また、17日には、姉妹都市盟約50周年記念イベント「三都絆祭」を、東京たま未来メッセ・えきまえテラスで開催いたします。姉妹都市に関係する催し物のほか、様々なステージパフォーマンス、物販や体験イベントなど、三都の歴史と文化を通した魅力に触れる機会を御用意しております。ぜひお越しください。
「八王子千人同心」を縁とし、半世紀にわたって築かれてきた八王子市と苫小牧市、日光市との絆を、次の50年に向けて市民の皆様とともに紡いでまいりたいと思っております。

八王子市・苫小牧市・日光市は姉妹都市盟約50周年

便利さと安心・安全が両立するまちへ (令和6年10月1日号掲載)


 八王子市では、デジタル技術を活用して市民の皆様への行政サービス向上に取り組んでおります。先月からは市立保育園の休日保育や一時保育のオンライン予約が可能になりました。また、今月6日から「デジタルフロントスポット長房」が御利用いただけます。住民票の写しなど各種証明書の発行のほか、市の職員がデジタル機器を使った申請のお手伝いをしますので、ぜひ御活用ください。
 さて、8月末から各地に豪雨をもたらした台風第10号は、市内にも猛威を振るいました。被害に遭われた皆様に御見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧に向け、被災された方々の支援に取り組んでまいります。避難所で伺ったお話や今回の経験を今後の防災対策に活かしていきたいと思っております。
 近年、八王子市民が特に大きな被害を受けたのは、令和元年の台風第19号と平成29年の台風第21号で、どちらも10月に発生しています。10月を表現する季節の言葉には、秋晴や清秋、秋麗など「秋」の爽やかさを感じるものが並ぶ一方、秋雨など「雨」に関係する言葉もあります。秋雨の時期に市内で台風の被害に遭った経験を記憶に刻み、非常時の備えの充実と日常生活の質の向上を両立した施策を進めたいと考えております。

デジタルで未来を明るく

「防災の日」を機に家庭での備えを (令和6年9月1日号掲載)

 今月1日は「防災の日」です。大正12年(1923年) 9月1日に発生した関東大震災に因んだもので、地震をはじめ、台風や津波といった自然災害についての認識を深め、災害に備えて心構えを持つために国が制定しました。先月8日の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震は記憶に新しいと思います。9月1日を中心として防災啓発活動など、様々な行事が実施されていますので、御参加ください。
 日本全国で猛威を振るった「平成20年8月末豪雨」を御記憶の方々も多いと思います。当時の8月28日夜から29日未明にかけて、八王子市を襲った集中豪雨は、市内に大きな被害を与え、自然の恐ろしさを再認識させられるものでした。本紙も防災関係の特集を組みましたので、この機会に改めて御家庭での防災備蓄品の点検や避難経路などの御確認をいただけますようお願いいたします。
 さて、8月28日から開催のパリ2024パラリンピック競技大会に、八王子市在住の宮嶋志帆さんが、パラカヌー・カヤックL2クラスの日本代表として出場します。大会ごとに人々の関心が高まるパラリンピック大会は、多くの感動や気付きなどを得る貴重な機会と思っています。宮嶋選手が、この舞台のために積み重ねてこられた成果を存分に発揮し、御活躍されることを願っております。

今こそ確認、家庭の備え

八王子の夏を楽しんで (令和6年8月1日号掲載)

 打水、立秋、残暑、濃霧、松虫など夏から秋の季語が織り成す葉月・8月のスタート。今月の本紙の巻頭は図書館です。私も政策立案に図書館を利用していますが、図書館は新しい発見や知識に出会える場所であるとともに、市内に複数ある「はちおうじまちなか避暑地」の役割も担っています。御家庭での節電や熱中症予防等にもつながりますので、夏を健康に過ごす場所の一つとしても御活用ください。
 さて、8月2日から4日までの日程で開催される八王子まつりは、関東屈指の山車(だし)まつりとして知られており、日本遺産「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」の構成文化財です。町会や自治会の掲示板や、店舗、駅などに掲示してあるポスターは、日本工学院八王子専門学校の学生によるデザインです。そして、まつりの会場で販売する手拭いは、サレジオ工業高等専門学校の学生がデザインしてくれました。将来を担う世代が八王子まつりに思いを馳せた作品も楽しんで頂ければ幸いです。
 また、今月の「山の日」に合わせた全国大会歓迎フェスティバルが10日と11日に東京たま未来メッセで開催されます。山の日に関するイベント情報を巻末に掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。

図書館で見つける、新しい世界

心に残る思い出の夏に (令和6年7月1日号掲載)

 市民の皆様と先月、高月地区で田植えをしました。水田に稲の苗を無心になって植えていると、指先にオタマジャクシが。幼児から大人までが、小さな生き物に歓喜を上げました。その後に伺った民謡大会。歌詞を聴きながら、田植え後の用水路で手足を洗った微かな残り香に誘われ、高月地区の情景が浮かんでいました。
 夏の暑さが本格的となる今月27日には、八王子花火大会が開催され、約4千発の花火が夜空を彩ります。子どもたちの夏休み期間中には、各町会のお祭りなども開かれると思います。思い出に残る夏となることを願っております。また、生涯学習センターでは、夏休み子ども向け講座を開催するほか、市内の福祉施設では「夏休み体験ボランティア」「夏休み工作教室」など、イベントが盛りだくさんですので、本紙の中ほどを御覧ください。
 さて、7月26日から開催のパリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会に、八王子市に縁がある髙市未来さんが、柔道女子63キログラム級の日本代表として出場します。アスリートの競技を拝見すると、ひたむきな姿に引き込まれ、感動を覚えます。髙市選手が日々積み重ねたトレーニングの成果を存分に発揮し、御活躍されることを願っております。

打ち込め、青春!

今こそ防災意識を高めて (令和6年6月1日号掲載)

 先月、八王子城を築城した北条氏照の縁で姉妹都市の「小田原北條五代祭り」と「寄居北條まつり」に八王子市民の皆様とともに参加しました。戦国武将の北条氏照は横笛の名手であり、獅子舞を好んだなどの逸話も残っており、桑都文化の魅力的で豊かな一面を感じました。
 五月雨に潤う時期に入るのに合わせ、先日、台風第19号による被害と対応をまとめた「令和元年東日本台風 八王子の記録」を読み返しました。当時の八王子市では、統計開始以来の記録的な大雨となり、山間部だけではなく多摩ニュータウン地域など市内各地で大きな被害が発生しました。
 この記録には、「災害から命を守るためには、的確なタイミングで避難に関する情報を市から発令すること、また、市民の皆様が日頃から地域の危険性を把握し、自らの判断により避難行動をとることが重要であるとの認識が改めて広く共有された」と残されています。
 暦上の今年の梅雨入りは6月10日ですが、今月から出水期に入りますので、本紙も「土砂災害防止・浸水対策強化月間」を特集しました。災害への備えの確認にぜひお役立てください。

「水害」から身を守る

「循環型都市八王子」の実現を (令和6年5月1日号掲載)

 入学式に向かう道で、万葉公園の満開の桜と木々の芽吹きを観ました。通り過ぎながら、文化庁の100年フードに認定された「桑都・八王子のふるさと料理」に携わってくださった方々、スポーツ・文化・芸術・地域活動で活躍されている方々、市に御寄附を頂いた方々など多くの方々が紡ぐ素晴らしさに思いを重ねる時間でした。この魅力を先の八王子学生CMコンテスト(大学コンソーシアム八王子)に参加した学生の皆さんなら、どんな表現をするだろうとも考えました。万葉集の「しきしまの大和の国は…」と柿本人麻呂が詠んだ平安を願うばかりです。
 さて、八王子市が令和4年度の「ごみ排出量の少なさ」で2年連続の全国1位になりました(人口50万人以上の都市)。リサイクル率では3年連続の全国2位となりました。市民と事業者の皆様が、ごみ減量と資源化の高い意識のもと、毎日の営みを丁寧に重ねて頂いた賜物と深く感謝申し上げます。
 ごみの減量と資源化は、豊かな自然とまちの美観を将来にわたって維持する基盤となるとともに、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現にもつながります。これからも皆様と協働して「循環型都市八王子」の実現を進めて参ります。

ふるさとの味を未来へ

地域で支える子どもの安全 (令和6年4月1日号掲載)

 桜より前に先日、高尾梅郷の散策と香りを楽しませていただきました。見事な花を毎年咲かせることが出来るのは、枝の剪定や肥料やりなど、地域の方々の日々の努力の賜物とお礼を申し上げます。
 さて、人生の門出に出会う機会が増える陽春の季節を迎えました。日の光に輝くランドセル姿の子どもたちの幸せを願わずにはおられません。日頃から交通誘導などの見守りをしていただいている学校安全ボランティアの皆さまに、この場を借りて感謝申し上げます。
 4月6日から「春の全国交通安全運動」が始まります。市は、各警察署と連携して、イベントや交通安全講座を通じて、意識の向上に努めています。特に新入学児は、慣れない通学路を歩くことで不安な時期でもあります。この機会に、お子さんたちと一緒に歩いてみてはいかがでしょうか。
 先月、子ども・若者支援センターの愛称「はちビバ」を選ぶ会議で、若い世代の方々と意見交換をさせていただきました。また、中学生福祉意見発表大会に出席し、福祉に対する想いを伺いました。多くのことに気付かされる実りの多い時間でした。子どもからご高齢の方まで、全ての市民の生活と未来のための市政に活かしてまいります。

ワクワクの春 新たな一歩も安全に

すべての人が輝き 安らげる街に (令和6年2月15日号掲載)

 このたび市民の皆様の御信託を受け、歴史ある八王子市政の舵取りを担わせていただくこととなりました。大きな喜びとともに、責任の重さを強く感じております。58万市民の皆様の想いと願いをしっかりと受け止めながら、本市をより一層発展させていくことが、私の務めであると考えております。
 さて、元日に、能登半島を中心に大地震が発生しました。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。私の政治信条は「市民の生命と財産を守る」です。前職の東京都職員時代にコロナ対策の最前線で対応した経験を活かし、感染症対策や災害時の医療の充実など、安全・安心への取り組みを推進してまいります。
 市民の皆様の御理解と御協力で作り上げた行政基盤と財政規律、未来の設計図である「八王子未来デザイン2040」を受け継ぎ、「すべての人が輝き、やすらげる街」を実現できるよう、全身全霊を注いでまいります。引き続き、市民の皆様のお力添えを心からお願い申し上げます。

春を告げる、梅の香り

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

市長公室広報プロモーション課(広報担当)
八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7228 
ファックス:042-626-3858

お問い合わせメールフォーム