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ナラ枯れ対策について

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市内の公園・緑地や街路樹などで、ナラ枯れ対策を行っています。
 

ナラ枯れ写真1



ナラ枯れは、コナラをはじめとしたナラ類や、シイ類・カシ類が主に感染する樹木の感染症です。

体長5ミリメートルほどの「カシノナガキクイムシ」という小さな昆虫が媒介する「ナラ菌」が樹木内部で繁殖することによって、樹木は水を吸い上げる機能を奪われてしまいます。

そのため、「ナラ菌」が繁殖した樹木は、気温が上昇する6月から8月頃に、急速に枯死してしまいます。

林野庁ウェブサイト「ナラ枯れ被害」



ナラ枯れをゼロにすることはできませんが、ナラ枯れを放置しておくと爆発的な感染を招き、大径木が短期間で集団的に枯死する恐れがあります。


大径木が集団的に枯死する事例が多発すると、樹林地の環境が急激に変化することになり、生態系に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。


そこで八王子市では、カシノナガキクイムシの発生個体数を抑制し、生態系を保全することを目的に、市有地のナラ枯れ対策を行っています。
 



令和4年度、市内の公園や緑地を中心に、ナラ枯れした樹木を伐採しました。

伐採した樹木は原則チップ化等により処理し、緑地の急傾斜地等で搬出が困難な樹木についても、可能な限り現地で割材処理を行うなど、カシノナガキクイムシが死滅するよう配慮しています。

また、公園等において機能的、景観的に重要度の高い樹木を対象に、樹幹への殺菌剤注入やビニールシート被覆といった予防対策を実施しました。



カシノナガキクイムシが大量に入り込んだ樹木は、大量のフラス(木くず)が根元付近に堆積します。
 

ナラ枯れ写真2
 

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