第21回都市景観セミナー

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第21回都市景観セミナーを開催しました

3月14日(土曜日)に、クリエイトホール10階第2学習室で、第21回都市景観セミナーを開催しました。

本市の景観アドバイザーである篠沢健太さんを講師におむかえし、八王子の大切な景観資源である「みどり」を活かすまちなみについて、ワークショップや質疑応答を行いました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

講師 篠沢健太さん プロフィール

講師の篠沢健太さん

八王子市景観アドバイザー
工学院大学 建築学部 まちづくり学科 准教授

セミナーの概要

(1)ガイダンス

ガイダンス

最初に、篠沢講師よりセミナーの流れについて説明がありました。

(2)ワークショップ

ステップ1 自分の家を計画する

自分の家を計画する

ひとりにひとつずつ「敷地」と「戸建住宅」の模型を配り、敷地の大きさ・方角・接道の条件をもとに、住宅の配置を決めたり、塀・生垣・高木・低木などの模型をつかって庭や植樹を考えたりして、自分の家を計画しました。

ステップ2 敷地を街の地図にあてはめ、隣地との関係を検証する

街の地図にあてはめる

各自が計画した自分の家を、具体的な街の地図の模型の中に置いてみました。自分の家がどんな街のどんな場所にあるのか。隣接する敷地及び住宅との関係からみどりによる景観について配慮することを学ぶことができました。

ステップ3 公共施設との関係を検証する

公共施設との関係を検証

2グループにわかれて作業していた模型を合体させ、さらに大きな街区でみると、中心部には公園やメインストリートとなる道路があることがわかりました。
公園や道路などの公共施設との関係性を考えることで、この地域全体の景観についてあらかじめ計画することの大切さを学ぶことができました。

(3)講評

個人単位⇒隣地の他人との複数単位⇒周辺公共施設も含めた街区単位の3つのステップで考えることを通じて、個人の要望だけを主張するとあまりうまくいかないので、あらかじめ全体の景観づくりを見据えて計画することの大切さが実感できました。

(4)質疑応答

質疑応答

参加者からのご質問は、街路樹の剪定方法、壁面緑化方法、斜面緑地の保全方法、緑地の高木・竹の管理方法、駅前の緑化方法、花粉症対策、講師の好きな景観など、多彩な内容となりました。参加者同士でも意見がかわされ盛り上がりました。

セミナーのまとめ

ワークショップ、そして質疑応答での活発な意見交換を通じて、参加者のみなさまの熱意が伝わってきました。立場や主張の異なる人とこそ、一緒のテーブルで議論することが必要であると改めて感じました。
これからも、市民の思いをかたちにする八王子らしい景観づくりを進めていくために、より多くの方に興味を持っていただき、より多くの協議の場を提供できるような景観セミナーにしていきたいと思います。

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

まちなみ整備部まちなみ景観課
〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7267 
ファックス:042-626-3616

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