公募によらない指定管理者の選定について

農村環境改善センターの当初の設置目的は、農業者等の農業経営、生活改善、健康増進等に必要な施設を供与し、農村環境の改善を図ることであったが、地域情勢の変化等により農業者だけではなく、地域住民の様々な活動の場としても活用されるようになり、地域に密着したコミュニティ関連施設としての役割も果たすようになってきている。
この施設は開設当初から、施設所在地の上川地域3町会の住民によって組織された上川農村環境改善センター運営委員会が管理業務を受託してきており、平成18年度の指定管理者制度導入後も、上川農村環境改善センター運営委員会が特命により指定管理者となり管理運営を行っている。管理運営にあたっては、上川町の各老人会が交代で定期的に清掃を行ったり、また地元の造園業者が植木の手入れを行い、他にも上川センター祭りを開催するなど、まさに地域に密着した管理運営の必要性や効果といえる。
このような状況から、この施設は「八王子市指定管理者制度導入に向けた基本方針その2」の3－（4）－イに該当するものといえるため、特命により上川農村環境改善センター運営委員会を指定管理者として選定する。