平成22年度の受賞情報 |
日刊工業新聞社「第28回優秀経営者顕彰」を2人の市内企業経営者が受賞本目精吾氏(株式会社エリオニクス 代表取締役会長)と原田純子氏(株式会社メルヘン 代表取締役社長)が受賞このたび、日刊工業新聞社が主催する「優秀経営者顕彰」に、本目精吾氏(株式会社エリオニクス 代表取締役会長)が「最優秀経営者賞」、原田純子氏(株式会社メルヘン 代表取締役社長)が「女性経営者賞」をそれぞれ受賞しました。 超高精度電子線ビーム装置は広範囲に線幅4ナノメートル(ナノは1,000,000,000分の1)の微細装置を実現し、日本の科学技術の進歩に大きく貢献をしております。 本目精吾氏は同社の創業時からのメンバーで現在の経営基盤を築いた立役者であり、また地域経済や産学官連携の活性化にもご尽力頂いております。 原田純子氏の「自らの目が届く範囲で新鮮なものを提供する」という信念は顧客からの大きな信頼を得ており、業績は右肩上がりを続けています。
「第8回多摩ブルー・グリーン賞」に市内企業3社が選ばれました株式会社オプトデザイン、高千穂精機株式会社、お弁当テレビ株式会社が受賞この度、多摩信用金庫様が主催をする「第8回多摩ブルー・グリーン賞」に、市内企業3社が入賞しました。 多摩ブルー賞(技術・製品部門) 優秀賞・特別賞社名株式会社オプトデザイン (佐藤榮一社長) 住所東京都八王子市南大沢3-2-6-108 テーマ高輝度LEDを用いた直下型フラット照明技術 多摩ブルー賞(技術・製品部門) 優秀賞社名高千穂精機株式会社 (渕野善男社長) 住所東京都八王子市北野町507-8 テーマ試験機・測定器・検査機の製造及び販売 多摩グリーン賞(経営部門) 優秀賞社名お弁当テレビ株式会社 (後藤秀夫社長) 住所東京都八王子市新町1-5 テーマお弁当テレビBAS(ビジネス・エージェンシー・システム)サービス
「東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞(第6回)」を株式会社青木染色研究所が受賞「江戸小紋両面染ストール」が高く評価されるこの度、株式会社青木染色研究所が、「平成22年度 第6回東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞」にて財団法人東京都中小企業振興公社理事長賞を受賞しました。 また、「伝統工芸教育」にも力を入れており、毎年市内の小学校で染め小紋の体験教育をご指導頂いております。
「東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞」を多摩職業能力開発センター八王子校講師・坪井明氏が受賞第13回技能五輪国際大会「機械組立て職種」第一位受賞の技能を高く評価この度、多摩職業能力開発センター八王子校 メカトロニクス科非常勤講師の坪井明氏が、東京都主催の「平成22年度 東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞の職業部門 金属手仕上工で受賞されました。 東京都では、中小企業における技能者の育成等を図るとともに、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の社会的地位及び技能水準の向上を図ることを目的とし、毎年表彰を実施しています。 坪井明氏は、電気機器メーカー在職中に第二回技能五輪国際大会(開催地:ポルトガル1964年)において、機械組立部門で金メダルを受賞されました。 日本の高度経済成長を支えた製造業の躍進に欠かせないすばらしい技術を習得され、66歳をすぎて今なお、講師としてまた、技術指導員として八王子校に通う中小製造業従業員等に対し、技術・技能教育を熱心に実施されています。 今回の受賞は、コンピュータ周辺装置の開発・製造に長年従事し、培った金属精密加工の技能・技術を有しています。 特に「金属手仕上げ技能」、ヤスリ仕上げ作業において、ミクロン単位の高精度を迅速に遂行、摺り合わせ技能「キサゲ仕上げ作業」に高度な技能力を保有。また、HDD=外部記憶装置のキーパーツである「磁気ヘッド」の高精度「遊離砥粒ラッピング仕上げ技能」を確立しました。
「第8回勇気ある経営大賞」優秀賞を株式会社ミラック光学が受賞危機的経営下に匠の技を信じ、新製品を大ヒットさせた勇気が高く評価この度、株式会社ミラック光学が、東京商工会議所主催の「第8回勇気ある経営大賞」の「優秀賞」を受賞しました。
「経済産業大臣表彰」を本目精吾氏(株式会社エリオニクス)が受賞「次世代ハードディスク(パターンド・メディア)用電子線マスタリング装置の開発」が高く評価されるこの度、株式会社エリオニクス代表取締役会長の本目精吾(ほんめせいご)氏らによる「次世代ハードディスク(パターンド・メディア)用電子線マスタリング装置の開発」が第8回産学官連携功労者表彰「経済産業大臣賞」を受賞しました。 主力製品である、電子ビーム描画装置では、世界で最も細い線幅(5ナノメートル(ナノは1,000,000,000分の1メートル)を描画できる機器の開発に成功し、ナノテクノロジー研究に欠かせない同装置の最高機種と評されており、トップシェアを占めています。 そのため、大手HDD関連企業に納入され、平方インチあたりテラビット(1ギガビットの1,000倍。1ギガビットは125メガバイトに等しい)級の磁気ディスクへの道を切り開いています。
「文部科学大臣表彰」を名取昂志氏(月井精密株式会社)が受賞「高精度な切削鏡面加工技術」が高く評価されるこの度、本市より推薦しました月井精密株式会社の名取昂志(なとり たかし)氏による「高精度な切削鏡面加工技術の考案」が、平成22年度「科学技術分野の文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞」を受賞しました。 この賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた方を、文部科学大臣が表彰するものです。中でも「創意工夫功労者賞」は、優れた創意工夫によって各職域における技術の改善向上に貢献した方に贈られる名誉ある賞です。 名取氏が考案した技術は、マシニングセンタという工作機械を活用して行う、「切削加工」だけで金属の表面を「鏡面」にさせる「鏡面加工」の技術です。 工業製品において、表面の凹凸を無くして「鏡面」にすると、見栄えがよくなることはもちろんのこと、耐摩耗性が向上されるため、製品性能を大幅に上げることができます。 通常の「鏡面加工」は、「切削加工」を施したあと、「メッキ処理」「研磨」等々の「表面処理」が長時間必要であり、20センチ四方のアルミ板への「鏡面加工」に通常5時間くらい要しますが、同氏が考案した技術では、同じアルミ板への「鏡面加工」が3分程度で実現可能となり、しかもそのアルミ板は光の反射率が一般的な「鏡」と同等レベルでさまざまな形状、大きさにも対応可能な画期的な技術です。
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