下水処理場のしくみ |
水処理設備・汚泥処理設備水処理施設沈砂池流れてきた下水は、この池で大きなゴミ(布きれ・土砂など)を取り除きます。 最初沈殿池この池で、下水を2時間くらいかけてゆっくり流します。この間に細かい汚れ(ドロ)を沈殿・分離させます。底にたまった泥は汚泥処理施設へ送ります。 反応タンク(エアレーションタンク)ここでは、下水の中に活性汚泥(微生物を含んだドロ)を入れ、空気を吹き込みながら6時間から8時間ほどかきまぜます。この間に、溶けている汚れは微生物の栄養として吸収され、水や炭酸ガスなどに分解されます。繁殖した微生物の周りには、細かい浮遊物が付着して沈殿しやすい塊(フロック)になります。 最終沈殿池ここで2時間ほどかけてゆっくり流す間に、反応タンクでできた塊(フロック)を沈殿させ、上澄みのきれいな水は消毒してから川に放流します。 汚泥処理施設濃縮槽沈殿池から送られてきたドロは、この池でゆっくり沈ませ、濃度の高いドロにします。 脱水機濃くなったドロに薬品(高分子凝集剤)をまぜ、この機械で水分を取り、ドロの固まりを作ります。 焼却炉ドロの固まりを850度以上の高温で焼却し灰にします。この灰はセメントの原料にしています。 |
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