大学生による学校インターンシップ　─若者を育てる街づくり─

八王子市には、21に及ぶ大学等（大学、短期大学、高専）が自然に恵まれた丘陵部に点在し、約10万人の学生と5千3百人の教職員が学問や研究に励んでおり、全国でも屈指の大学群を形成しています。これらの大学は、本市の文化的都市イメージを高めるとともに、都市の活性化に寄与しております。さらに近年では、大学の地域開放などの協力もあり、市民の大学に対する親近感は年々増しています。

学生のもつ活力と行動力を街づくりに生かすことは重要な課題です。現在、学校では、学生ボランティアによるメンタルサポーターとして、児童・生徒の健全育成に寄与する活動や外部指導員として部活動などの教育活動への参加・協力など、交流が進められています。

平成13年度に本格スタートした本市事業「学校インターンシップ」は、大学生が在学中の一定期間、自らの専攻や将来と関連した小・中学校の教育活動の場で就業体験する制度です。市教育委員会は市内の大学と連携し、大学生の実習の場として小・中学校の教育現場を提供します。

学校インターンシップ実績

 参加大学数参加学生数実施校（小・中）平成24年度8大学370人53校（35・18）平成25年度6大学378人49校（32・17）平成26年度8大学310人56校（38・18）平成27年度7大学281人73校（46・27）

学校インターンシップの特徴

1. 学校での学生の活動は、大学が認めた講座であり、単位として認定される。
2. 特定の分野に限らず,大学の教育課程上に位置付けられるものなら、全ての実習の場を提供するものであり、また大学として教育研究等を進めるための実証の場を提供するものである。
3. 活動内容：学習指導補助、教育相談・特別支援教育、学校行事の補助、休み時間の補助、給食指導の補助、学級事務の補助、児童・生徒の心のケア、学習支援ボランティア、教員の実務理解と児童理解、放課後の補助活動（部活動など）、放課後の補習指導補助、国際理解教育補助など
   

平成27年度の連携大学

杏林大学、創価大学、多摩美術大学、中央大学、都留文科大学、帝京大学、東京学芸大学、東京工科大学、東京純心大学、日本教職大学院大学、法政大学、明星大学