ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎や食中毒に注意 |
感染性胃腸炎は、主に秋頃から始まり12月中旬をピークに流行します。細菌やウイルスなどによる下痢・嘔吐等の胃腸炎症状を起こす感染症の総称で、原因となる病原体の多くがノロウイルスです。病原体が手指を介して口に入ったり、病原体が付着した食品を食べたり、吐物から飛散した病原体を吸い込むことで発病します。なおノロウイルスはカキやホタテなどの二枚貝に存在することが知られています。 最近、ノロウイルスの変異株が急激に増えており、これに対する免疫を持たない人が多いことから、今シーズンは大流行につながることが心配されています。 対策については手洗いや二枚貝の十分な加熱処理、嘔吐時の適切な清掃を徹底することが重要です。 症状についてノロウイルスによる感染性胃腸炎は1日から2日の潜伏期を経て、下痢・嘔吐・腹痛などの症状を呈します。非常に感染力が強く、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重症化することもあります。また、症状がなくなった後も、約1か月は便の中にウイルスが排泄されることがあるため、手洗い等の対応をきちんと行うことが大切です。 感染予防のポイント手洗いをしっかり行いましょう
しっかり加熱調理しましょう
調理器具等の消毒をしましょう
ふん便や嘔吐物を適切に処理しましょう
施設管理者の方へ例年、保育施設・学校・高齢者施設・病院などで集団感染が発生します。食中毒や集団感染が疑われた場合には保健所にご報告下さい。ノロウイルスの特徴を理解し、感染を予防しましょう。 |
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