「八王子車人形」が国の重要無形民俗文化財に! |
本市に所在する文化財としては、国の重要無形民俗文化財の指定は初めてとなります。 (以下、文化庁ホームページより) 1 文化財の所在地 東京都八王子市
(1) 文化財の特色 本件は、人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)の人形に代表される三人遣いの精巧な演技を、一人遣いで表現すべく工夫された芸能であり、幕末から近代にかけての我が国の人形芝居の変遷を知る上で、重要な位置を占める。現在、八王子市を含め東京都・埼玉県内の3地区にのみ残されている希少な伝承の一つで、かつて多数の座があった車人形が八王子において定着し、地域に根ざして伝承された歴史的な過程がうかがわれ、地域的特色も示して重要である。
この車人形は、江戸の人形浄瑠璃などで三人遣いを学んだ山岸柳吉(やまぎしりゅうきち)(初世西川古柳。1825〜1897)が考案したと考えられるもので、明治前期に下恩方村(しもおんがたむら)(現 八王子市下恩方町)の瀬沼時太郎(せぬまときたろう)(1866〜1939)が柳吉に入門した。以後長きにわたって、同地に居住する瀬沼家の代々が中心となり、八王子の住民たちと一座を構えて現在に至っている。 |
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