重層的支援体制整備事業がスタートしました。

社会福祉法の改正により、 「重層的支援体制整備事業」が令和3年4月に施行されました。

市町村の手あげに基づく任意事業ですが、本市では、令和3年4月から「重層的支援体制整備事業」に取り組んでいます。

重層的支援体制整備事業とは

重層的支援体制整備事業は、市町村において、既存の相談支援や地域づくり支援の取り組みを活かし、子ども・障害・高齢・生活困窮といった分野別の支援体制では対応しきれないような“地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズ”に対応する包括的な支援体制を構築するため、「属性を問わない相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施するものです。

【厚生労働省資料より抜粋】

事業創設の背景

重層的支援体制整備事業が創設された背景として、地域共生社会の実現があります。

地域共生社会とは、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を指しています。

本市では、第3期八王子市地域福祉計画において、地域共生社会の実現に向けたテーマ設定を行い、取り組みを進めてきました。

重層的支援体制整備事業は、地域共生社会を実現するための新たな取組の一つです。

相談先がわからない「困りごと」は「はちまるサポート」まで！

本市では、包括的な相談窓口として、「八王子まるごとサポートセンター（愛称：はちまるサポート）」を市内各地に設置しています。はちまるサポートでは、地域福祉の専門職であるCSW（コミュニティ・ソーシャル・ワーカー）が、地域で生活していくうえで、どこに相談すればよいかわからない「困りごと」を受け付け、重層的支援体制整備事業の一環として、各支援機関と連携をしながら本人や地域の方々と共に問題解決に向けて一緒に考えていきます。

八王子まるごとサポートセンター（はちまるサポート）　※旧地域福祉推進拠点（内部リンク）

※八王子まるごとサポートセンター（愛称：はちまるサポート）は、地域福祉推進拠点の新名称として公募により決定し、令和3年10月1日から使用しています。

地域福祉推進拠点の新名称が決定しました。（内部リンク）

「あなたはひとりじゃない」孤独・孤立対策の新ウェブサイトが公開されています。

内閣官房孤独・孤立対策担当室では、 孤独・孤立に関する各種支援制度や相談先を一元化し、情報発信するウェブサイトを新設しました。

自動応答によるチャットボットにより、約150の国の制度や相談窓口の中から利用者の悩みに応じたものを案内する機能や専門家から、悩みを抱える利用者に向けて、役立つヒントが掲載されています。

詳しくはリンク先をご覧ください。

あなたはひとりじゃない（外部リンク）

重層的支援体制整備事業実施計画の策定

本市における重層的支援体制整備事業を適切かつ効果的に実施するため、社会福祉法第106条の5に基づいた重層的支援体制整備事業実施計画を策定しました。

令和3年度（2021年度）八王子市重層的支援体制整備事業実施計画（PDF形式 309キロバイト）