11ページ 耳が聞こえない人聞こえづらい人(聴覚障害)   私たちのまわりには、耳に障害があって、「身のまわりの音や人の声が聞こえにくい人」「ほとんど聞こえない人」、「補聴器を使っても音のある・なしはわかるが話し声の内容が分からない人」などさまざまな人がいます。 このような障害を、聴覚障害といいます。 相手の言っていることや、緊急のアナウンスが聞こえないため、まわりの状況を知ることができない、コミュニケーションがとりづらいなどの不自由さがあります。 また、外見からは、聴覚障害があるとわかりにくいので、まわりの人に気づいてもらえないことが多くあります。 12ページ みんなで考えてみよう 障害のある人が「困ること」を考えてみよう 「困ること」をなくす方法をみんなで話し合ってみよう 例1 後方から大きな声で呼びかけられている人がいます。呼びかけられている人は気が付いていないようです。 例2 防災無線で「避難してください」と放送がされています。でも、すぐそばにいる人は気が付いていないようです。 13ページ 聴覚障害のある人がしてほしいこと   何かを伝えたいときは相手から見える場所で合図するか、近づいて肩をたたきましょう。 また、相手の目を見てコミュニケーションをとりましょう。 コミュニケーションの取り方 身振り 手の動きや顔の表情で伝えます。 筆談 紙や手のひらに文字などを書いて伝えます。 空書 空中に文字を書いて伝えます。 口話 口大きく開けてゆっくりと話して伝えます。 手話 手の指、体、目の動き、顔の表情などを使って話をします。 指文字 50音をそれぞれ指の形で表します。 その他にも携帯電話のメール、FAX、インターネットなどを使ってコミュニケーションをとることができます。 ⇒手話と指文字は、30ページを見て勉強してみよう