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八王子駅北口エリア
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ページID:P0000016
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1 将軍の孫
【作者】北村 西望
【設置場所】八王子駅入口交差点
【材質】ブロンズ
【設置年月】平成元年3月
【作品説明】
市の玄関といえるJR八王子駅前通りと甲州街道との交差点の歩道上で、人通りは多い。歩道拡幅工事によって生み出されたオープンスペースで、周囲にはキンモクセイ等花の咲く植樹がある。
大正7年の作品。当時、日露戦争の軍神であった橘中佐の立像を制作するため遺品を預かっていたところ、麦藁帽子をかぶって西望のアトリエに遊びに来た当時3歳の長男・治禧(はるよし)が、ぶかぶかの軍靴をはき、西望に拳手の礼をとったあどけない姿をモデルにしたもの。
このエピソードについて、治禧氏は「当時よく麦藁帽子をかぶって父のアトリエに遊びに行き、回転台に乗ったことを覚えています。」と回想している。
この作品は、文部省第12回美術展覧会(文展)に出品され、推薦を受けている。文展における推薦は無監査と同じ。大正5年に文展の褒状制度が改正され、入賞は一括して特選となり、新たに無監査の推薦が設定された。なお、この像は当時青山にあった学習院の幼稚園と府中刑務所に設置された。
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2 若き日の母
【作者】北村 西望
【設置場所】八王子駅入口交差点
【材質】ブロンズ
【設置年月】平成元年3月
【作品説明】
市の玄関といえるJR八王子駅前通りと甲州街道との交差点の歩道上で、人通りは多い。歩道拡幅工事によって生み出されたオープンスペースで、周囲にはキンモクセイ等花の咲く植樹がある。
大正14年の作品をもとにして、昭和59年に作られた作品。大正という詩と夢のあるロマンチックな時代。5人の子供にも恵まれた西望は、大正14年に帝国美術院会員となっている。この作品は、そうした状況の作者の平らかな心境を示している。
西望は、ことに男性像に優れ、女性像に秀でた建畠大夢、男性女性像ともに優れた朝倉文夫とともに三羽がらすと呼ばれていた。大正14年の作品は、そうした評価への抵抗精神の現れともいわれている。なお、この作品のモデルはない。
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3 礎
【作者】関 敏
【設置場所】あったかホール
【材質】黒御影石
【設置年月】昭和55年11月
【作品説明】
第3回八王子彫刻シンポジウム作品
「皆さんがこの彫刻に触れてくれるので、手の油が染み込み、何ともいえないしっとりとした色合いが出ている。こうした抽象的な作品は、見る人の感覚によりとらえ方は自由だ」と作者は語る。
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4 関係
【作者】ポール・アッシェンバッハ(PAUL ASCHENBACH)
【設置場所】あったかホール
【材質】白御影石
【設置年月】昭和55年11月
【作品説明】
第3回八王子彫刻シンポジウム作品
不揃いの三つの小山が横に並んだような作品。社会は、人間同士の連合体。連続する石の中に、人の気持ちと気持ちがつながっていく様を表現している。
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5 立つ女
【作者】黒田 嘉治
【設置場所】西放射線ユーロード三崎町公園
【材質】ブロンズ
【設置年月】昭和59年3月
【作品説明】
西放射線ユーロードの一角、ドンキホーテ前の道路を隔てた広場にあり、買い物の歩行者の人に溶け込んでいる。ブロンズの裸婦像。「素朴で清潔感にあふれる、人間のあたたかさを感じさせてくれるような女性を表現するのが私の仕事。」と作者は語る。
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6 風拓No.3
【作者】大成 浩
【設置場所】西放射線ユーロード
【材質】黒御影石
【設置年月】昭和50年11月
【作品説明】
「学園都市八王子」には、2つの美術大学があり、多くの先生・学生が研究創作活動を行っている。この活動をまちづくりへも生かしてほしいという市長の呼びかけに答えて先生方が、昭和50年11月3日に作品を設置したもの。風(歴史)が通り過ぎたあとに芯が残り、そこから、新しい息吹が芽生え育つ様を表現している。
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7 箱の中
【作者】増田 正和
【設置場所】西放射線ユーロード
【材質】白御影石
【設置年月】昭和60年2月
【作品説明】
第5回八王子彫刻シンポジウム作品
「原石から融発された箱のイメージを具体化した。完成された作品は、見る人にそれぞれの連想をうながすだろう。それは、ガラクタ箱であったり、あるいは現代の石棺であるかもしれない。私にとっては、1984年の夏のすべてを封じ込めたタイムカプセルでもある」と作者は語る。
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8 空間の面
【作者】秋山 礼巳
【設置場所】西放射線ユーロード
【材質】白御影石
【設置年月】昭和53年11月
【作品説明】
第2回八王子彫刻シンポジウム作品
ゆがんだ窓枠のような、時として我々が体験する錯覚や幻覚をテーマにした作品。
「四角い窓枠も本当の姿は、ゆがんでいるのかも。今あるものをもう一度見つめ直してほしい。」と作者は語る。
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9 ひざし
【作者】高橋 洋
【設置場所】西放射線ユーロード中町公園
【材質】ブロンズ
【設置年月】昭和60年3月
【作品説明】
少女と人形がベンチに腰掛けてひなたぼっこ。一緒に腰掛けたくなるような作品。「彫刻と見る者は、同一空間に存在するもの。離れて見るのではなく、遠慮なく触れ、もっと身近に接して欲しい。」と作者は語る。
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10 自然と時
【作者】ヤネツ・レナーシィ(JANEZ LENASSI)
【設置場所】西放射線ユーロード八日町交差点
【材質】白御影石
【設置年月】昭和59年11月
【作品説明】
第5回八王子彫刻シンポジウム作品
上部の渦巻模様の中央部分から噴水のように水が溢れ出す彫刻。「流れる水は自然・人生・時を表し、時が廻りながら歴史を作っていく。それを私は彫刻で表現している。水の流れは、やがて宇宙へ注がれる。」と作者は語る。
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12 友の顔(達々)1.
【作者】酒井 良
【設置場所】仁和会病院脇歩道
【材質】黒御影石
【設置年月】昭和50年11月
【作品説明】
「学園都市八王子」には、2つの美術大学があり、多くの先生・学生が研究創作活動を行っている。この活動をまちづくりへも生かしてほしいという市長の呼びかけに答えて先生方が、昭和50年11月3日に作品を設置したもの。
この作品のテーマは、ものの組み合わせや、ねじれを表現すること。「友人から受けたイメージを、顔そのものとしてではなく、内面的なものとして表現した。」と作者は語る。
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13 四つの形
【作者】渡辺 隆根
【設置場所】浅川大橋南交差点
【材質】白御影石
【設置年月】昭和51年11月
【作品説明】
第1回八王子彫刻シンポジウム作品
四という数を元に自分の体質的なもの、感情的なものなど内側から突き出てくるものを表現している。
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14 和の角笛
【作者】井上 久照
【設置場所】八王子スクエアビル東側
【材質】ブロンズ
【設置年月】平成9年1月
【作品説明】
第16回西望賞受賞作品
「20年前に私が中東に行った時に、砂漠の中の町で角笛を吹いている光景に出合い感動した。
角笛は羊の角を伸ばして作ったもので、新年とか祝いの時に喜びを表し平和の祈りでもあると聞き、いつか制作したいと思っていた。
族長が平和を願って角笛を吹いている姿に見えるようだが、それはそれで良いと思う」と作者は語る。
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15 創造
【作者】竹田 光幸
【設置場所】クリエイトホール1階ロビー東
【材質】ケヤキ(樹齢100年)
【設置年月】平成11年11月
【作品説明】
豊かな物質文明の中であらためて人と自然を見直す事が求められている今日、新たな時代を目前にして私達に多くのことが語りかけてくる。日本の文化は自然と共につくられてた。日本は木の文化と言われますように、木に対する愛着は特別である。木彫刻は、自然に恵まれた八王子市に相応しいもの。
作品『創造』は、生涯学習センター内のモニュメントとして人と自然をテーマにして創造の喜びを表現したもの。建築ホール内の森の木立がとぎれる空間に相応しく設置された彫刻には、欅特有の木理の美しさと強さが溢れ、あらゆる可能性をもって創造する人の手と球体の形態からすべての創造の意志を表した。その隣には古くから人間にとって最も近く親しい生物の代表としての犬が向かい合い、人と自然の豊かな融合の語らいをイメージしてモニュメントを計画した。木彫りの素材は関東で生育した美しい欅材の大樹。木は新たな形として生まれ変わりクリエイトホール内で末永く平和と創造を願って、新たな芽生えとして生き続けることだろう。
制作手法においては、伝統的な彫刻技法で刻まれた作品の中から気韻生動が現れるように一刀三礼の思いで制作した。手首のリボンは森の梢の間をさわやかに通ってくる涼風に揺らめき、結び目は結実を願ったもの。木彫作品は、市民が手で触れて鑑賞できるように制作され、憩いの場として離合集散の空間にふさわしい躍動感のある息づかいが感じられる彫刻になっている。
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16 夢
【作者】北村 西望
【設置場所】夢美術館ホワイエ
【材 質】ブロンズ
【設置年月】平成15年9月
【作品説明】
平成15年10月美術館開館記念として株式会社日野自動車より寄贈
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17 太陽がやってくる
【作者】松本 進
【設置場所】あったかホール駐車場
【材質】鉄
【設置年月】平成23年3月
【作品説明】
「学園都市八王子」には、2つの美術大学があり、多くの先生・学生が研究創作活動を行っている。この活動をまちづくりへも生かしてほしいという市長の呼びかけに答えて先生方が、昭和50年11月3日に作品を設置したもの。
ビートルズの歌う「Here comes the sun」という曲をイメージして制作したもの。女性特有の曲線を避け、直線的な女性を太陽に向わせた。
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18 雲
【作者】岡野 裕
【設置場所】大横保健福祉センター
【材質】白大理石
【設置年月】平成27年6月(昭和50年11月より平成24年1月まで旧市民会館に設置)
【作品説明】
「学園都市八王子」には、2つの美術大学があり、多くの先生・学生が研究創作活動を行っている。この活動をまちづくりへも生かしてほしいという市長の呼びかけに答えて先生方が、昭和50年11月3日に作品を設置したもの。
大空に浮かぶ雲が絶え間なく動き様々に形を変える面白さを表している。
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77 原型 1984
【作者】ブラッド・ゴールドバーグ(BRAD GOLDBERG)
【設置場所】コニカミノルタサイエンスドーム(こども科学館)
【材質】白御影石
【設置年月】昭和59年11月
【作品説明】
第5回八王子彫刻シンポジウム作品
「私の研究課題は、人類に共通な『普遍的言語』を形で表そうとすること。この作品に求めているのは、過去と現在の、世界の色々な文化から取り入れた形態と概念との結合。素材を荒削りすることで、古代の精神と現代の精神を同時に持ち合わせた雰囲気を出すように努めた。
以上のようなことを中心に抱きながら制作したこの作品は、未来をも見つめている」と作者は語る。
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