JICA草の根技術協力事業 第一次派遣報告

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 11月12日から11月22日まで、ミクロネシア連邦のポンペイ州・チューク州へ職員を派遣し、現地の関係機関への表敬訪問と、ごみ処理状況の現状確認を行いました。

現地機関への表敬訪問

 首都のポンペイ州とプロジェクトの舞台となるチューク州で、プロジェクトの事業内容を説明し、協力を取り付けるため、以下の関係機関を訪問しました。

訪問先

ポンペイ州

(首都)

・JICAミクロネシア支所

・在ミクロネシア日本国大使館

・ミクロネシア連邦環境省

チューク州

(プロジェクトの舞台)

・州政府環境保護局

・州政府公共事業局

・チューク女性評議会(現地NGO団体)

ごみ処理状況の現状確認

 今回の派遣では、ごみ処理の大まかな現状確認を行いました。

・収集業務

 収集車1~2台で、おおよそ島の半分ほどの地域のごみ収集をしています。八王子市のごみの出し方と同様、自宅の前にごみを出す家庭も多くありました。しかしながら、収集車に使用する燃料を買うための財源不足や、非効率的な収集方法などの課題がありました。

・車両整備

 現地のごみ収集で主に使用している4t収集車は、一部のランプが故障し、ブレーキの利きが悪いなど、定期点検・修理が行われていないことが原因の課題が多く見受けられました。

現地のごみ収集の様子       現地の車両整備の様子

現地のごみ収集の様子            現地の車両整備の様子

次回に向けて

 今回の派遣を通して、以下の課題が明らかになりました。

・埋立場がほぼ満杯であり、別の埋立場の目処も立っていないため、ごみ減量の取り組みが喫緊の課題となっている
・ごみ出しが定着しつつある一方で、関心がない住民も多い
・道路がない、もしくは悪路のため、ごみ収集に行けない地域がある
・収集車両の点検・整備が実施されておらず、車両の劣化が著しい
・アメリカからの援助が年々減少していることから、燃料等の財源確保が困難となりつつある

 今後はこれらの課題を踏まえ、改善に努めていきます。

このページに掲載されている情報のお問い合わせ先

資源循環部ごみ減量対策課
〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号
電話:042-620-7256 
ファックス:042-626-4506

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