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南大沢小学校で補助犬を招き、ハンディキャップについて理解を深める授業を実施(令和5年6月8日)2023年6月20日
南大沢小学校で4年生を対象に、目や耳、手足に障害のある方をサポートする「身体障害者補助犬」や、体の不自由な方の生活について理解を深める授業が行われました。講師は、ヤマザキ動物看護専門職短期大学教授の山川伊津子(やまかわいつこ)先生、盲導犬利用者の鈴木由紀子(すずきゆきこ)さんと盲導犬のレジーナ、介助犬ボランティアの加藤涼子(かとうりょうこ)さんと元介助犬協会PR犬のヨーゼフ。
山川先生からは、補助犬や色々なハンディキャップについてのお話がありました。ひとりが代表して、アイマスクを使用し目が見えない人の感覚を体験。その後は「補助犬になるにはどれくらいの訓練が必要なの?」「補助犬のトイレはどうしているの?」などの質問をしながら、理解を深めました。
鈴木さんからは普段使っている電子点字手帳など道具の紹介や、生活する上で工夫していることについてのお話のあと、白状(はくじょう)を使用した歩行や、レジーナが鈴木さんの指示に従って歩行を導く様子が実演され、子どもたちは感心した様子で見入っていました。
加藤さんとヨーゼフは、介助犬のお仕事をデモンストレーション。ヨーゼフが、車いすに乗った加藤さんの落としたものを拾ったり、靴を脱ぐお手伝いをしたりする様子に大きな拍手がわきました。介助犬は小銭も拾うこともできると聞くと、子どもたちは驚いていました。
鈴木さんからは、「街中で白杖をついている人や盲導犬を連れた人がいたら、‘‘何かお手伝いできることはありますか“と声をかけてくれたらうれしいです」、山川先生からは、「社会には色々なひとがいます。困っている人を見かけたとき、声をかけて行動することができたら、みんなが生活しやすい社会になると思います」と子どもたちへの思いが伝えられました。
授業の終わりには、実際にレジーナやヨーゼフと触れ合う時間も設けられ、子どもたちにとって貴重な経験となりました。