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新型コロナウイルス感染の有無を判定する検査について

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PCR検査等での「陰性」判定は、100%感染していないことを証明するものではありません

 現在、新型コロナウイルス感染症に感染しているかどうかは、主に、PCR検査、抗原検査で判定されます。検査の正確性は、「感度」(実際に感染している人を、「陽性」と判定できる割合)と「特異度」(実際に感染していない人を、「陰性」と判定できる割合)」で表され、「感度」については、約80~90%、「特異度」については、約100%とされています。つまり、感染していない人は、ほぼ間違いなく「感染してない」と言えますが、感染している人を、「感染していない」と判定してしまう確率が、10~20%あるということです。
 したがって、次のような問い合わせをいただくことがありますが、起こり得る事例とご承知ください。

入院前にPCR検査を実施し「陰性」であったのに、入院後まもなく「陽性」と判定された。院内感染したのではないか?

  新型コロナウイルスを検査で検出できるのは、ウイルスが体内で一定量増えた段階です。感染した早い段階や採取する箇所によっては、検出できない場合があります。
本件では、入院前の検査の検査時はいわゆる潜伏期間にあたり、感染していたにも関わらず、陰性判定が出たものと思われます。
 院内で感染した可能性も、全くないとは言い切れませんが、先般、入院施設等では、感染症対策を万全にしており、入院前に感染した可能性が最も高いと言えます

抗原検査では、「陰性」であったのに、症状が改善しないため、数日後、PCR検査により「陽性」判定が出た。抗原検査ではどうして判定できなかったのか?

 PCR検査は、ウイルスの遺伝子を増やして、抗原検査は、ウイルスが出すタンパク質を検出する方法ですが、前段の回答のとおり、潜伏期間には検出できないこと、さらに、抗原検査は、PCR検査以上に検出するためのウイルス量が必要となります。そのため、本件のように最初の抗原検査では、「陰性」判定が出た可能性があります。

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