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平成28年フォーカスはちおうじ人

更新日:平成29年1月12日

ページID:P0020546

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12月15日号  柔道整復師 / 矢口 栄司(やぐち えいじ) さん

 広めたい 健康づくりの輪

矢口さん

 きっかけは、陸上選手だった高校時代、足に負った怪我だった。もう二度と走れないかもしれない。不安の中、訪れた接骨院で「柔道整復師」という存在に出会った。ただ身体を治すのではなく、患者とともに身体づくりから考える姿に、心打たれた。再び走れた時の喜びを自分も誰かに伝えられたら――想いを胸に、この仕事を志した。
 接骨院を営むかたわら、自身も24年間トライアスロン選手として活躍。仕事や選手経験から得た知識は、地域のイベントなどで積極的に発信している。健康の秘訣は、まず自分の身体について知ることだという。「正しい知識を伝えたい。日々の生活習慣を少し変えるだけで、10年後、20年後の『元気』につながるんです」。
 最近では、地域の健康づくりを進めるサポーターの養成にも力を入れる。「まち全体で元気のサイクルをつくりたい。そのきっかけになれたら」。今日もまちのどこかで、「元気の種」が芽吹いている。

<プロフィール>
川口町在住の44歳。骨折などの怪我を「整復術」を用いて施術する柔道整復師。東京都柔道整復師会南多摩支部長を務める。12月23日に行われるTOKYO八峰マウンテントレイルでは救護スタッフとして活動。

 

11月15日号 高尾ビジターセンターインタープリター / 村上 友和(むらかみ ともかず)さん

ようこそ 「未知の高尾山」へ

村上友和さん

「これからの季節、たくさんの渡り鳥が高尾山にやってきます。毎日待ち遠しいです」と語る村上さん。高尾山頂にあるビジターセンターで日々、山の魅力を伝えている。
 子どもの頃から動植物が大好き。大学時代、野生動物を研究する中で、自然解説員を意味する「インタープリター」の存在を知った。自然の魅力を直に伝える仕事に感銘を受けた。
 講義にとどまらず、五感に響く村上さんの解説は、「高尾山の世界が広がる」と参加者にも好評だ。登山客は年齢層や目的もさまざま。心掛けているのは相手との対話だ。「この山には多彩な魅力があります。訪れた人の『好き』を一緒に見つけたい」。それが自然を大切にする心につながると考えている。
 高尾山で迎える秋は6回目。毎朝の登山では、いつも発見があるという。「豊かな自然に触れる喜びをもっと知ってもらいたい」。今日も、訪れる人を「新たな高尾山」へと案内している。

<プロフィール>
34歳。高尾山の自然や歴史に触れる展示のほか、ガイドウォーク・自然教室など体験型のプログラムを多数実施する。秋の高尾山は、一斉に色づく山肌の景色がおすすめ。


10月15日号 由栗(ゆっくり)交流会代表 / 吉田 俊一(よしだ しゅんいち)さん

灯(あかり)の輪に想いかさねて

吉田俊一さん

かつては人口6,000人あまりの農村地帯だった旧由木村。市と合併後、多摩ニュータウンとして発展し、現在は10万以上が暮らしている。
 「日頃、新旧の住民の交流が少ないことをもったいないと感じていました」と語る吉田さん。「住民が分け隔てなく交できる場を」と考え、「由栗交流会」を結成した。
 地域の中心を流れる大栗川で、交流のきっかけになるイベントができないか――そんな考えから昨年、「大栗川キャンドルリバー」を企画。川沿い1.3キロメートルに渡り、3万個のろうそくの温かな光が揺れた。当日は、子どもからお年寄りまで多くの人が足を運んだ。「まちへの想いがひとつになったように感じました」。
 発足時は数名だった交流会のメンバーは、今では70名を超える。新たなイベントも考案中だ。「このまちに住む人が地域の財産。みんなで地域を育んでいきたいですね」。人々の想いをのせたキャンドルが今年もまちに灯る。

<プロフィール>
松木在住の58歳。90年以上続く観賞魚の販売店を営むかたわら、イベントの企画なども多数行う。10月22日には2度目の「大栗川キャンドルリバー」が行われる。ろうそくを入れる紙コップには地元の子どもたち2,000人が絵を描いた。


9月15日号 八王子高校野球部主将 / 川越 龍(かわごえ りょう)さん

ありんこ軍団の闘志 これからも

川越 龍さん

 「絶対に下を向かない。主将を務めた1年間はそう決めていました」。日本中を沸かせた夏の甲子園。市内初となる出場を果たした八王子高校・川越さんはそう振り返る。
 全力でプレーを楽しむことをモットーに、チームを引っ張った。「でもくじけそうな時は自分が皆に支えられていた」と笑う。強豪校がゾウなら、自分たちは「ありんこ軍団」。目を見張る強打者も、圧倒的な投手もいない。だが、チームワークを武器に勝ち進み、西東京大会を制した。
 初の甲子園は初戦敗退。悔しさに涙をのんだが、「人生で一番楽しい時間でした」と今はすがすがしい。「オレンジ色に染まったスタンドからの声援はずっと忘れない。もらった力を胸に、野球を続けていきます」。
 3年生は引退、秋季大会は新生野球部で臨む。「どんな時も諦めず、自分たちのチームをゼロから創り上げてほしい」。想いを託され、ありんこ軍団は再び走り出した。

<プロフィール>
八王子学園八王子高校3年生。野球部主将として76名の部員を率い、甲子園初出場を果たす。「どんな時も楽しんでプレーする大切さ」を込めたというチームスローガンは「笑」。


8月15日号 農業者/舩木 翔平(ふなき しょうへい)さん

地域をつなぐ「農」の力

舩木 翔平さん

 多摩ニュータウンの片隅に、その畑は広がっている。「この眺めが好きなんです」と語る舩木さん。堀之内で農地を借り、仲間たちと農業を始めて4年半が経つ。
 もともと農業を志していたわけではなかった。転機は大学4年生のときにスタッフとして参加した農業体験。これでまちづくりができないか――想いを胸に新たな世界へ飛び込んだ。
 しかし、実際の農作業は困難の連続。種まきから栽培まですべて手作業のうえ、天候などで予定の収穫量を下回ることも。試行錯誤の日々だったが、イベントや農業体験を積極的に行い続けた。「交流の場としての畑」に地域づくりの可能性を感じたためだ。「季節の移り変わりのおもしろさを皆で共有できる。畑には人をつなぐ力があるんです」。
 農場を訪れる人も増えている。「もっと農業を身近に感じられる、そんな場にしていけたら」収穫を待つ畑を見渡し、顔を綻ばせた。

<プロフィール>
堀之内を中心に農場を経営する29歳。八王子初の新規就農者。栽培する野菜は100種類以上。毎月1回、農場の見学会を実施。


7月15日号 モトクロス選手/中島 漱也(なかじま そうや)くん

世界を相手に アクセル全開

中島 漱也くん

 「ライバルを追い抜き、風のようにコースを走り抜ける。その瞬間が楽しい」。そう笑顔で語る中島くん。起伏がある未舗装のコースをバイクで走破するモトクロスのトップジュニアライダーだ。
 モトクロスを始めたのは3歳の頃。父親の影響で、競技用の武骨なバイクにまたがった。選手同士が激しく接触するレースに、最初は恐怖心もあったという。それでも、「モトクロスが好きだからやめたくない。プロになりたい」と、レースの研究や筋力トレーニングに励んだ。気象条件で変化するコースの攻略には、強靭なメンタルが求められる。最後まで絶対に諦めない選手になりたいー記録を出せない悔しさの中誓った思いは「粘りのある走り」につながっている。
 8 月にはロシアでの世界大会を控える。「目標は優勝。競争の中で、さらに成長していきたい」。燃える闘志は最大のエンジンだ。

<プロフィール>
宮下町在住のひよどり山中学校2年生。多くの国内大会で入賞を重ね、8月にロシアで開催される世界選手権のジュニア日本代表の一人に選ばれた。好きな科目は体育。


6月15日号 ベンチプレス選手 / 澤 千代美(さわ ちよみ)さん

15年の重みを腕に 挑み続ける

澤 千代美さん

 きっかけは50歳の時の健康診断。診断結果が芳しくなく、体力づくりのために通い始めたジムで、いきなり50キログラムのバーベルを持ち上げ、トレーナーを驚かせた――笑いながら語る澤さんは、4月にデンマークで開催された世界大会で優勝。2位と大差の120キログラムの記録を叩き出し、15連覇を果たした。
 「あっという間の15年でした」と振り返るが、その道のりは容易ではなかった。保育園の調理員として働きながらの選手生活。週1回の練習には仕事が終わった後、欠かさず通った。3年前に肘を痛めた時は、結果が出ない日々に苦しみ、「やめるべきか悩んだ」。それでも競技を続けられたのは、「周りの人が支えてくれたからです」と涙ぐむ。
 秋には67歳になる。ライバル選手が見当たらない中、まだまだやる気は衰えない。「あと3年は続けたい。次の目標は125キログラム」。15連覇は通過点だ。

<プロフィール>
横川町在住の66歳。ベンチに仰向けになった状態で、バーベルを持ち上げる「ベンチプレス」選手。日本パワーリフティング協会の理事。障害者のベンチプレス選手の支援にも力を入れる。


 


5月15日号 中学・高校教諭 / 髙橋 一也(たかはし かずや)さん

教室を飛び出した学びを

髙橋 一也さん

 かつて勉強が嫌いだった少年は、土器の発掘を通して教師から「直に触れ、学ぶこと」の楽しさを教わった。20年後、教師となった髙橋さんは今年2月、世界148か国、約8,000人の応募者から優れた教師10人」に選ばれた。
 海外でも評価された「実践と対話を重視する授業」は非常にユニーク。ブロック玩具を使った学習を始め、生徒たちとインドネシアを訪れ、現地のごみ問題に取り組むことも。こうした指導法の背景には、「実社会とつながり、自分は何のために勉強するのかを追及する姿勢が大事」という想いがある。初めは受け身だった生徒も、髙橋さんの授業を通して、次第に主体的に変わっていった。
 「勉強は楽しみながらするもの。生徒一人ひとりが輝ける場を創り出していきたい」と今後を語る髙橋さん。少年時代に育んだ探究心を胸に、今日も生徒たちと向き合っている。

<プロフィール>
秋田県出身の36歳。工学院大学附属中学校教頭(英語科)。教育界のノーベル賞と称される「グローバル・ティーチャー賞」の最終候補10人に日本人で初めて選ばれた。


4月15日号 空手道場館長/岡野 友勝(おかの ともかつ)さん

世界に広がれ 八王子のKARATE

岡野 友勝さん

 戦後まもない昭和30年代半ば、八王子の町道場が米軍基地で教えた空手は、現在6つの海外支部、約3,500名の会員に広がりを見せる。その若き二代目として道場を営むのが岡野さんだ。
 「急逝した父から道場を継いだのが33歳。ゼロから手探りの状態でした」。重圧もあったが、「鍛錬を通じて心身を育む松濤館空手道を絶やしたくない」という想いを胸に駆け抜けてきた。空手教室など地域での教育活動に取り組む一方、自ら海外に赴き、各地の会員に研修を行う。文化の壁に突き当たることもあったが、「空手を通して、礼節の心を感じてもらえたら」と意気込む。
 近年は空手を習う子どもが増え、海外では教育や非行少年の更正プログラムで空手が取り入れられることも。「大切なのは『心』。松濤館空手道の『心』を世界に伝えたい」。静かな眼差しで前を見据え、今日も鍛錬に励む。

<プロフィール>
南町在住の46歳。今年1月に空手の普及を通じたまちへの貢献が認められ、米国ミシシッピ州知事から功労賞を受けた。平成15年東日本空手道選手権大会の優勝経験を持つ。


3月15日号 女子7人制ラグビー日本代表ヘッドコーチ/浅見 敬子(あさみ けいこ)さん

悲願を胸に、世界に挑む

浅見 敬子さん

 W杯での活躍に続き、男女揃ってのリオ五輪への切符獲得と、空前のラグビー熱に沸いた昨年。立役者の一人、浅見さんは「日本ラグビーにとって今が正念場。五輪では金メダルを狙います」と意気込む。
 現役時代、W杯など数々の世界大会に出場し、女子ラグビーを牽引してきた。現在はその経験をいかし、練習で檄を飛ばす日々。プレーの課題を研究するため、GPSやドローンといった最新機材も導入。個人面談を通して、選手の精神的ケアも欠かさない。チームが力を発揮できるよう、全力を尽くしてきた。
 近年、国内の競技人口は増えつつあるが、施設や指導者など、選手の育成環境はまだ発展途上だ。「次世代を育む土壌の確立は私たちの悲願。だからこそ、代表選手の活躍は大きな意味を持っているんです」。日本ラグビー界の明日を背負い、チーム一丸で世界の舞台を突き進む。

<プロフィール>
戸吹町在住の39歳。現役時代は日本代表主将。日本女子ラグビーでは初のフルタイムコーチとして年間240日以上、指導にあたる。担当コーチ陣と連携し、中高生選手の強化も行う。


2月15日号 ロックフェスHACHIDORI実行委員会/奥 泰正(おく やすまさ)さん

ロックの力でまちを元気に

奥 泰正さん

 八王子ゆかりのロックバンドが集まり、市内の複数会場で一斉にライブを行うイベント「HACHIDORI」。3月6日の初開催を前に、「ロック好きの人も、そうでない人も気軽に楽しんでもらいたい」とにこやかに話す。
  活動拠点である八王子を盛り上げようと、7年前に商店街で野外ライブを実施するも、周囲の理解が得られず苦い結果に。燻る思いを胸に、新たにライブハウスを巡る大規模な屋内型ロックフェスの構想を温めてきた。
  企画の始動は昨年末。困難に思われた人集めだが、明るい人柄と培ってきた信頼が助けとなり、100以上のバンドと周辺のライブハウス、さらには飲食店もが参加を快諾。念願のロックによる町おこしが遂に動き出した。
  「毎年開催して、『HACHIDORIの日は音楽でみんながひとつになる日』と思ってもらえれば嬉しいですね」。地元とロックへの真摯な思いがこのまちに響く。

<プロフィール>
中野上町在住の33歳。三崎町のライブハウスで店長を務める。学生時代から続けているバンド「THE WELL WELLS」のベースを担当し、HACHIDORIでは自身も演奏を披露する。


1月15日号 プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」/和田 尚之(わだ なおゆき)さん

ひた走る 夢のゴールをめざして

和田 尚之さん

 10月24日、プロバスケットボールリーグ新シーズン開幕戦。試合終了の笛が鳴ると、スタンドは勝利の歓喜に包まれた。感無量。言葉にならない想いがこみ上げた。

 「人との繋つながりという意味をこめた」というチーム名は「トレインズ」。その代表取締役を務め、さらに選手としても、立ち上げからチームを引っ張っている。2万人の署名に後押しを受け、チームは一昨年プロリーグへの参入を果たした。

 「ただバスケをやるだけのチームにしたくない」。営業で地方回りをしていたサラリーマン時代、衰退する都市をいくつも見た。「生まれ育った八王子を盛り上げるバスケチームを作れたら」育んだ想いは、今の自分の原動力になっている。

 練習と試合で多忙な日々の中でも、地域との交流は欠かさない。開幕戦にはかつてバスケを教えた子どもたちも駆けつけた。「日本一になる。スポーツで子どもたちに夢を与えたい」。大きな夢に向かってトレインズは今、走り出した。

<プロフィール>
北野町在住の35歳。身長188センチメートル。チームによる子どもたちへのバスケットボール教室は4年で60回、参加人数3,000名を超える。2月27・28日には本拠地であるエスフォルタアリーナ八王子で試合に臨む。
 

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