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平成26年フォーカスはちおうじ人

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12月15日号 都立片倉高等学校吹奏楽部3年生 岡村菜摘(おかむらなつみ)さん

「感動を音色に乗せて」

岡村 菜摘さん

明るく元気な演奏で、聴衆を魅了する都立片倉高校吹奏楽部が、10月に開催された「全日本吹奏楽コンクール」高校の部で見事、金賞に輝いた。部役員の一人、3年生の岡村さんは「部員一丸となって取り組んできた成果です」と笑顔で受賞の喜びを語った。
平日はもちろんのこと、休日には9時間もの練習をこなす。夏休みもほぼ毎日、部員全員で練習に打ち込んできた。「努力と団結力では負けません」と強調する。
昨年の全国大会は惜しくも銀賞で終わった。その悔しさをバネに、練習をさらに重ねてきた。顧問の馬場教諭は「持ち前の明るさとリーダーシップを発揮し、部員たちの力を引き出してくれた」と、岡村さんを高く評価する。
高校生活最後の大役は、来年3月に開催される「東日本復興祈念チャリティーコンサート」。「聴いていただける方に、感謝の気持ちと感動をお届けしたいです」と、今日も練習に余念がない。

プロフィール

片倉高校の3年生。中学時代から吹奏楽の世界に。ホルンパートのリーダーを務めながら、役員の1人として総勢81人の部員全体をまとめる。4月からは都内の大学に進学する。

11月15日号 8はちアソビ実行委員会代表 梅本 政日児(うめもとまさひこ)さん

「サブカルで八王子を盛り上げたい」

梅本 政日児さん

アニメやゲーム、アイドルなど若者を中心に人気の高い「サブカルチャー(サブカル)」。そうした文化で八王子のまちを盛り上げようと、イベント「8 はちアソビ」が西放射線ユーロードを会場に今月29日・30 日に開催される。
仕掛人の梅本さんは、「ご当地の萌えキャラやコスプレなど、さまざまな催しでまちを一変させ、人を集めたい」と意気込む。サブカル系のショップ以外にも協力を仰ぎ、通り沿いの商店を回る催しや花街での撮影会などを計画。まち全体を巻き込む狙いだ。
市内には近年、専門店が多く見られるうえ、学生など若者も多く、条件は整っている。「各店が協力することで、もっと多くの人々に遊びに来てもらえるはず」と強く訴える。
「さまざまな年代の方に楽しんでいただけるイベントです。来てくれた方がまちの色々な魅力と出会うきっかけになれば」と、幅広い構想を思い描いている。

プロフィール

八王子市出身の42歳。カードゲームを販売する店を経営する傍ら、街道市などまちなかでの催しでは、装飾のデザインを手がけ、まちの活性化に貢献している。

10月15日号 競技ヨーヨー世界大会優勝 三浦 元(みうら はじめ) くん

「自分の技で世界大会連覇をめざす」

三浦 元くん

目にも留まらぬ速さで技を繰り出す「競技ヨーヨー」。その世界大会である「ワールドヨーヨーコンテスト」が、8月にチェコのプラハで開催された。三浦君は初出場ながらも並み居る年長者たちを見事に抑え、最年少優勝を果たした。
ヨーヨーを始めて早3年。上級者の技を研究してアレンジし、技に磨きをかけた。栄冠を手にし「夢が叶ってすごく嬉しいです」と笑顔で答えてくれた。
7歳の頃、ブームをきっかけにヨーヨーに触れ、瞬く間に夢中に。ほどなくして、大人も参加する練習会にも通い始め、着実に実力を伸ばしていった。2年前に初出場した全国大会では、8位に入るなど、早くから才能を発揮している。
「独自の技を編み出して連覇を狙いたい。そして、世界中の多くの人に興味を寄せてほしいです」と新たな目標達成に向け、目を輝かせた。

プロフィール

大楽寺町在住の小学5年生。音楽にあわせ、2つのヨーヨーを両手で縦横無尽に操る3A部門で活躍している。今年度は全国大会、アジア大会、世界大会の全てを制覇するという快挙を成し遂げた。

9月15日号 101歳の古ぎれコラージュアーティスト 三星 静子さん

「いつまでも趣味を続けたい」

三星 静子さん

御年101歳にして、元気な一人暮らし。現役の貼り絵作家でもある三星さんは、古布を活用した「古ぎれコラージュ」の展示会開催に向け、準備に忙しい。NHKから作品集も出版している、まさにスーパーおばあちゃんだ。
「八王子は自然が多いでしょ。実際に見た鳥や花をもとに貼り絵を作っているの」と自信作を手に楽しそうに話す。ヘルパーさんの助けを借りながらも、家事はできるだけ自分でこなすという。
夫の仕事の関係で各地を転々とし、八王子に来たのは60歳の頃。73歳のときに夫を亡くした。最初は悲嘆に暮れたものの、貼り絵づくりが元気を取り戻させてくれた。
「なんでもいいから夢中になれることを持つことが大事」。趣味に没頭することが元気の源だという。92歳での遅咲きのデビューだが、「私にしか作れない作品をぜひ見てほしいの」と、創作意欲はまだまだ尽きない。

プロフィール

大正2年5月15日生まれ。5人兄弟の長女で、今年101歳を迎えた。石川県出身で現在は南陽台在住。4人のお子さんを出産し、日本各地に13人の孫、ひ孫がいる。

8月15日号 八王子生涯学習コーディネーター会名誉会長 間宮 章さん

「語り継ぐ戦争の記憶と痕跡」

間宮 章さん

昭和20年8月15日、終戦を告げる玉音放送は、寺田町にあった「多摩短波送信所」から発信されていた。「貴重な戦跡の1つとして、もっと多くの方に知ってほしいのです」と間宮さんは平和展の講演で訴えた。
生涯学習コーディネーターとして、市民の学習活動をサポートする傍ら、市民の戦争体験の朗読や、広島の原爆被害を取り扱った講演会など、平和に関する活動を広く行っている。
少年時代、米軍による空襲や機銃掃射を受けた経験もあり、平和の尊さを人一倍強く感じてきた。長年NHKに勤務していたことから放送分野への関心が高く、送信所跡の研究に力が入るのもうなずける。
「実感のある話を次の世代に伝えていくことが、戦争を経験した者の役割です」。終戦から69年が経過した今、歴史の狭間に埋もれた真実を再発見し、継承していく大切さを語った。

プロフィール

北野台在住の82歳。NHKの放送プロデューサーとして「浅間山荘事件」など著名な事件を取り扱ってきた。10年前から市内で生涯学習の運営に尽力し、朗読活動なども行っている。

7月15日号 テコンドー全日本チャンピオン 沖倉 辰也 さん

「目標は世界大会制覇」

沖倉 辰也さん

韓国の国技で多彩な蹴り技が特徴のテコンドー。「蹴り技や回転技がほかの競技にはない魅力です」と沖倉さんは語る。今月23日からローマで開催される世界大会への出場を控え最終調整に余念がない。
高校2年生で全日本ジュニアチャンピオンに。昨年のアジア大会において、組手で3位、3段型の部で見事優勝し、世界大会出場を決めた。「パワーを活かした攻撃を貫くのが信条」という。
きっかけは5歳の頃、格闘技好きの父親に連れられ道場に入門。小学4年生で都大会の3位に入賞し、ますます没頭した。腰痛やけがに悩まされたこともあったが、持ち前の粘り強さで克服した。
世界各国の強敵が集う中、一撃で相手を倒せるようなパワーをつけたいと、筋力を増強。階級を上げての挑戦となる。「この大会で世界チャンピオンになり、オリンピック出場に是非つなげていきたい」と意気込みを語った。

プロフィール

緑町在住の21歳。市内のリーズテコンドー本部道場のほか、在学中の国士舘大学ではキックボクシング部にも所属。道場では指導員として、選手育成にも取り組む。

6月15日号 全日本ジュニア総合馬術大会優勝 瀬川 裕哉くん

「夢はオリンピック出場」

瀬川 裕哉くん

オリンピック競技の1つとして、人と馬が一体となり、3つの種目で技術力を競い合う「総合馬術」。5月に出場した全日本ジュニア馬術総合大会において、瀬川君は16歳以下の「チルドレンライダー選手権」で、見事2度目の優勝を果たした。
今年1月には落馬して足を骨折するなどの苦労も。「昨年10月に馬を替え、半年間、調整に苦心しましたが、優勝できて大変うれしいです」と喜びを表す。い」と意気込みを語った。
父を早くに亡くした。4歳の頃、祖父に連れられ、現在の乗馬クラブでポニーに乗せてもらったのがきっかけで、乗馬に夢中に。クラブの方々は、心の支えでもある。
来年からは18歳以下の部である「ジュニアライダー選手権」に挑戦する。「自分が満足する演技ができれば、おのずと結果はついてくると信じています」。飽くなき熱意と向上心を胸に、今日も愛馬と駆ける。

プロフィール

川口町在住の中学2年生。八王子乗馬倶楽部所属。愛馬は「エコールージュZ」号。日本オリンピック委員会の総合馬術専任コーチングディレクターを務める細野茂之氏の指導を受ける。

5月15日号 八王子子ども文庫連絡協議会 大橋 道代さん

「子どもと本とが出会う場を」

大橋 道代さん

本に親しんでもらおうと、集会所や学校などで開設している「子ども文庫」。市内各地の文庫で組織する「八王子子ども文庫連絡協議会」が、42年もの長きにわたる実績を高く評価され、先月、文部科学大臣表彰を受賞した。
代表を務めて10年以上になる大橋さんは、「気軽に遊びに来てほしい」と呼びかける。本離れが進む中、学童保育所でも文庫活動を実施。多くの小学生に親しんでもらえるようになったという。
きっかけは20年前のこと。自身の子どもが通う文庫が、担い手不足から閉鎖の危機に。「何とかしたい」との思いから、活動に参加。以来、子どもたちの読書活動に力を入れてきた。
最近では、乳幼児を持つ親の来館も増えており、読書を通じて子育てを支援するなど、活動の幅も大きく広がっている。「本を好きになることで、子どもの学びをさらに広げたい」と大橋さんは抱負を語った。

プロフィール

北野台在住の58歳。学校図書館サポーターとして、読書環境の充実を進めるほか、「第二次読書のまち八王子推進計画」の立案にも参加し、読書の普及に貢献している。

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