平成21年2月13日(金曜日)市長定例記者会見
- 21年度予算編成の考え方~「八王子元気計画推進予算」
- 都立八王子小児病院の移転に係る医療体制を整備
- 障害者施策の充実
- 中町周辺を黒塀のある小路に(江戸東京・まちなみ情緒の回生)
- 戸吹総合スポーツ公園の整備
- 家具転倒防止器具を希望者すべてに配布
- スタントマンを活用した自転車交通安全教育を実施
21年度予算編成の考え方~「八王子元気計画推進予算」
予算編成の考え方
景気後退の中、まちや市民の元気・活力にも意を配することを基本として編成。八王子市独自の「雇用の維持・確保」策を盛り込み、「市民サービスのこれまでどおりの確保」と「継続事業の着実な実施」を優先。
5つの重点項目
「就業支援」のほか、次の5つを重点項目として掲げ編成。
「魅力あふれる都市の創造」「健康・医療、福祉施策の充実」 「環境にやさしいまちづくり」「子育ての支援と教育環境の充実」「安全・安心な暮らしの確保」
21年度予算歳入・歳出の特徴
一般会計予算額
1,836億円(前年度比7.2%増) 。 特別会計を合わせると3,315億7,200万円(前年度比4.6%増)
(歳入)
・市税
21億8,000万円の減(平成16年度以来の減額)。法人市民税は21億1,600万円の減(前年度比21%の大幅減) 。ほかにも利子割交付金、自動車取得税交付金などが減。
・国庫支出金
33億300万円増(生活保護費、小中学校の増改築費など)
・都支出金
20億7,800万円増(市町村総合交付金など)
・市債
61億5,500万円の増(新市民会館整備など)
※ただし、市債の全会計残高は、市長就任時の3,183億円から21年度末には2,397億円に縮減。
(歳出)
・一般会計
款別では、総務費が86億5,700万円増(本庁舎改修、新市民会館整備など) 。民生費が14億4,600万円増(生活保護費など)。教育費が23億400万円の増(小中学校の耐震補強など)
性質別では、扶助費などの義務的経費、物件費(公園の指定管理者を全域で実施するため)、投資的経費(新市民会館整備など)が増
・特別会計
国民健康保険事業が、保険給付費などの増により28億4,700万円の増に。
【問い合わせ】財政課(電話:042-620-7349)
都立八王子小児病院の移転に係る医療体制を整備
台町にある都立八王子小児病院は、平成22年3月に府中に開設される「小児総合医療センター(仮称)」に移転・統合される。このため市内中核病院の小児医療の充実を図るため、小児病床の増床に対して補助を行う。
移転後の都立八王子小児病院の跡地については、夜間救急診療所を移転整備するとともに、小児の外来診療所や重症心身障害児(者)の通所施設を整備する。
中核病院に対する小児病床の増床補助
予算額 500万円(ベッド数12床)
改修等実施設計委託料
予算額 2,397万円
都立八王子小児病院跡地利用の概要
整備施設 外来診療所と重症心身障害児(者)の通所施設
実施事業
(1) 診療所
・ 外来診療事業(小児神経科・一般小児科) ※新設
・ 夜間救急診療所、休日歯科応急診療所 ※平岡町の施設を移転
(2) 重症心身障害児(者)の通所施設
・ 通所事業〔重症心身障害児(者)通所施設、定員20名、送迎サービス、入浴サービスなど〕
・ リハビリ支援事業(個別訓練、集団訓練、装具診断)
・発達障害支援事業(発達検査、心理発達相談、集団指導、個別指導など)
スケジュール
平成21年度 改修等実施設計
平成22年度 改修・解体・駐車場整備等
平成23年度 事業開始
【問い合わせ】地域医療推進課(電話:042-620-7292)
障害者施策の充実
平成18年度にまとめられた障害者施策の基本計画では、障害のあるなしにかかわらず、市民一人ひとりがふれあい支えあいながら自立した生活を営むことを目標としている。そこで今回、障害のある皆さんが地域で安心して暮らせるよう障害者施策の充実を図る。
1.相談支援事業の充実
障害者の相談支援施設を増設し、自立支援生活と社会参加の充実を図る
増設施設数 2か所
設置場所 多摩ニュータウン地区
予算額 2,850万円(委託料3施設分)※前年度は1,050万円
※現在の相談施設数…1施設、相談件数…延べ2,198件(平成19年度実績)
2.作業所等新体系移行サポートを開始
小規模作業所等の法外施設が法内施設に移行した場合に家賃の8割を補助し、自立支援法新体系への移行を促進する
予算額 1,440万円(7施設分)
3.居住支援事業を新設
賃貸契約による一般住宅への入居を希望している障害者に対し、入居に必要な支援を行うとともに、安心して暮らすための相談・助言などを行う
予算額 1,030万6,000円(委託料など)
4.日中一時支援事業の充実
日中一時支援施設において、通常の一時支援、医療的なケアが必要な一時預かりに加え、新たに発達障害者(児)を対象とし、サービスの拡大を図る
予算額 2,318万円
【問い合わせ】障害者福祉課(電話:042-620-7245)
中町周辺を黒塀のある小路に(江戸東京・まちなみ情緒の回生)
かつて織物のまちとして栄えた本市では、中町一帯で明治から戦後まで、黒塀や木々の間を、芸者を乗せた人力車が走り抜けていた。しかし、繊維産業の衰退とともに花街の賑わいも色あせ、昭和25年ごろには150名近くいた芸者衆は現在14名となり、最盛期には100軒程度を数えた割烹なども今は数軒になっている。
まちの回遊性を向上させ、中心市街地の活性化を図るために「風になびく柳。三味線の音色が響く石畳や黒塀のある路地裏」といった花街の雰囲気を復活させ、観光客にとって魅力あるまちになるよう、まちなみの整備を行う。
なお、実施にあたっては「中町周辺地域まちなみづくり協議会」が主体となって整備を行い、東京都の「江戸東京・まちなみ情緒の回生」事業補助をうけて、本市は同協議会への補助と道路整備の補完を行う。
整備範囲
西放射線ユーロード中町公園から南側に延びる道路(幅員約2m・延長約50m)と野猿街道から西側へ延びる道路(市道168号線、幅員約4m・約50m)
整備概要
(1)石畳風舗装整備(陸橋の敷石をモニュメントとして一部使用)
(2)行燈(あんどん)風街灯整備
(3)黒塀風外壁塗装
(4)柳の木周辺整備(道標・庭園灯・床貼)
予算額 1,040万円
(1)道路舗装工事費(石畳風舗装整備) 400万円(内:都補助160万円)
(2)整備費補助金 640万円(内:都補助320万円)
※この他に「中町周辺地域まちなみづくり協議会」の自己負担額160万円を含め総事業費は1,200万円
スケジュール
着工予定時期 平成21年9月
竣工予定時期 平成21年12月
【問い合わせ】観光課(電話:042-620-7378)
戸吹総合スポーツ公園の整備
平成23年春のオープンに向けて、戸吹町で整備が進められている戸吹総合スポーツ公園。3か年計画で整備が進められているこの施設は、平成20年度に造成工事などを終え、平成21年度は、フェンスやテニスコートなどの整備のほか、『原っぱ広場』の施工が予定されている。
市は、近隣にないX―Sports広場や市民が気軽に楽しめるサッカー・テニスのグランドを整備して、スポーツの振興を通じて市民の健康増進に役立つ施設をめざす。
特に今年度、『原っぱ広場』へ設置が予定されている岩登り遊具は、高さの違う岩を置き、子どもからおとなまで、体をバランスよく使い岩登りが楽しめるようにしたもの。また、年代に応じて高さを変えておいたり、スライダーを設置したり、さらに落下時に下の岩にあたらないよう、安全にも配慮した造りになっている。
平成21年度整備工事
・施工概要
テニスコート(人工芝)、原っぱ広場(岩登り遊具)、フェンス(サッカー・ラグビー用・テニスコート用)、園路広場、給水設備、雨水汚水排水設備、電気電線管設備など
・予算額 4億3,198万6,000円
全体の整備概要
・整備面積 98,000㎡
・整備施設
X―Sports(スケートボード・インラインスケートなど)広場、テニスコート、サッカー・ラグビー場、ピクニック広場、自由広場、駐車場、パークセンター(管理棟)、トイレ棟など
・開設年月 平成23年春(予定)
・総予算額 14億6,000万円
【問い合わせ】スポーツ振興課(電話:042-620-7335)、公園課(電話:042-620-7270)
家具転倒防止器具を希望者すべてに配布
6,400人を超える犠牲者を出した平成7年の阪神淡路大震災。この地震で犠牲となった方の死亡原因の多くは、倒壊した建物や倒れてきた家具類の下敷きとなって圧死したものである。こうした被害を最小限に抑えようと、国は「耐震改修促進法」を施行。この法律により建物の倒壊に対しては様々な施策が進められている。しかし、建物の倒壊に至らなくても家具の転倒により死傷することがあることから、家具転倒防止対策が早急に必要になってきている。
本市では、平成17年度から高齢者のみの世帯を対象として家具転倒防止金具を配布。また、取り付けを希望する高齢者に対して、本市消防団員が対応し、実施してきた。(現在は、障害の程度が1級・愛の手帳1度まで拡大)しかし、東海地震や首都直下地震の発生が懸念される中、震災時の人的被害を軽減させるため、配布対象者を広げることとした。
この事業は、東京都市長会で広域的に各市が共同して取り組む震災対策で、財源に関しては、東京都市長会の助成金を活用する。なお、取り付けができない高齢者世帯等には、器具の取り付けをシルバー人材センター等が行う。
事業内容
家具転倒防止器具の支給及び高齢者世帯への器具の取り付け
事業期間
平成21年度から23年度(3年間)
予算額
8,310万円(平成21年度)
※内訳
・家具転倒防止器具購入費 6,300万円
・器具取り付け委託料 1,260万円
・その他 750万円
※3年間の全体事業費は、おおよそ2億5,000万円を予定
※様々な家具に対応できるよう数種類の器具を用意する。価格は1世帯あたり15,000円相当
対象
想定する支給希望世帯数 12,000世帯(平成21年度 4,200世帯)
想定する取り付け希望世帯数 7,000世帯(平成21年度 2,100世帯)
【問い合わせ】防災課(電話:042-620-7207)
スタントマンを活用した自転車交通安全教育を実施
昨年、市内で起きた交通事故件数は、2,678件。市が目標としていた2,800件を下回ることができたが、都内では自転車と歩行者の衝突事故は未だに増加傾向にある。また、若年者の自転車を運転する際のマナー無視への社会的批判が高まり、特に中学生を当事者とする交通人身事故は自転車利用中の割合が極めて高い状況である。
そこで市は、基本計画で定めた平成24年に交通事故件数を2,000件以下とする目標実現への取り組みの一つとして、中学生に交通事故擬似体験を取り入れたスケアード・ストレイト的手法による交通安全教育を実施する。市は、この交通安全教育を受けた中学生が危険を肌で感じ、それを心に刻むことにより、交通ルールを守り、事故の発生減少につながることを期待している。
事業期間 平成21年度から23年度(3年間で市内全38校で開催)
予算額 315万円
※内訳 平成21年度は12校で実施 1校25万円(税抜)
対象者数 13,677人(平成21年1月8日現在)
<参考>
スケアード・ストレイトとは、英語で「恐怖の直視」という意味。スケアード・ストレイト的手法とは、受講者に「恐れ」を与え、社会通念上、望ましくない行為をさせないようにする教育手法の一つ。自転車の交通安全教育に関しては、交通事故疑似体験(交通事故の再現)や事故を起こした際の刑事的・民事的・社会的責任を紹介することなどを通じて「怖さ」を肌で感じてもらい、当事者にならないようにすることを考えてもらうもの。高い学習効果と交通事故の抑止効果が期待されている。
【問い合わせ】交通事業課(電話:042-620-7410)
このページに掲載されている情報のお問い合わせ先
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