データについての解説、注意
目次
- 著作権
- 観測場所および観測期間
- a.市役所
- b.無人雨量観測所
- c.八王子市立第四中学校
- 観測要素ごとの観測法履歴
- a.気温
- b.風
- c.感雨時間・降水量
- d.露点温度・相対湿度
- e.日照時間
- f.その他
- 観測システムによるデータ処理
- a.市役所
- b.無人雨量観測所
- 最終的に表現されるデータについて
- a.日報
- b.無人雨量観測所日報
- c.毎年の記録
- d.平年値、平年の日数、平均日
- e.第一位の記録
- 欠測の扱いおよびデータの補修
- a.市役所
- b.無人雨量観測所
- タイムラグの問題
- 平均気温についての注意
- 風向についての注意
- 日照時間についての注意
- 感雨計の感度についての注意
データについての解説、注意
- 著作権
著作権の帰属は下記のようになります。これらのデータおよびデータを利用して得た成果の公表に際しては、下記を参照の上、◯◯提供と明記してください。
- 日報および無人雨量観測所日報
- ○日報のうち、降水量と日照時間の全データ、および1995年8月26日以降の気温の毎時データは、気象庁に帰属する。
- ○上記以外は、無人雨量観測所の記録を含めて全て八王子市に帰属する。
- 毎年の記録
- ○すべて八王子市に帰属する。
- 平年値、平年の日数、平均日
- ○月・年間降水量の平年値、および日降水量区分別の月・年間平均日数は、気象庁に帰属する。
- ○降雪・結氷・霜の月・年間平均日数およびそれぞれの初・終日の平均日、雷・晴天の月・年間平均日数、ソメイヨシノ開花の平均日は原嶋宏昌に帰属する。
- ○上記以外は全て八王子市に帰属する。
- 第一位の記録
- ○単位時間当りの降水量極値、および月・年降水量の極値と階級ごとの降水日数の多寡のうち1983年10月以降の数値は、気象庁に帰属する。
- ○最深積雪、降雪・霜・結氷の月・年間日数の最多・最少とそれぞれの初・終日の最早・最晩、雷・晴天日数の最多・最少、およびソメイヨシノ開花の最早・最晩の記録は原嶋宏昌に帰属する。
- ○上記以外は全て八王子市に帰属する。
-
観測場所および観測期間(緯度・経度は旧来の日本測地系による)
- a.市役所
- 八王子市元本郷町 八王子市役所 北緯35°39′49″ 東経139°19′13″
温度計、露点温度計、感雨計、雨量計は市役所敷地内の露場に設置(標高123m)。
日照計(気象庁AMeDAS)、風速計は市役所屋上に設置。(風速計の地上高49.8m)
- 観測開始:昭和58年(1983年)10月1日
- 現在、観測継続中
- b.無人雨量観測所
- 上川雨量観測所
北緯35°42′34″ 東経139°13′46″ 標高265m
八王子市上川町 東京電力新多摩変電所敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和61年(1986年)8月27日
現在、観測継続中
- 上恩方雨量観測所
北緯35°40′9″ 東経139°12′49″ 標高268m
八王子市上恩方町 市立恩方第二小学校敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和59年(1984年)3月6日
現在、観測継続中
- 元八王子雨量観測所
八王子市元八王子3丁目 城山病院敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和62年(1987年)7月28日
観測終了:平成11年(1999年)7月12日
- 宇津木雨量観測所
八王子市久保山町 市立宇津木台小学校敷地内に雨量計設置。
観測開始:平成11年(1999年)8月9日
現在、観測継続中
- 高尾山口雨量観測所
八王子市高尾町 高尾登山鉄道清滝駅敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和62年(1987年)7月28日
現在、観測継続中
- 館雨量観測所
八王子市館町 館清掃事業所敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和61年(1986年)8月27日
現在、観測継続中
- 戸吹雨量観測所
北緯35°41′55″ 東経139°17′56″ 標高175m
八王子市戸吹町 戸吹最終処分場敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和60年(1985年)9月10日
現在、観測継続中
- 南大沢雨量観測所
北緯35°35′48″ 東経139°23′22″ 標高170m
八王子市南大沢3丁目 市立南多摩都市霊園敷地内に雨量計設置。
観測開始:昭和60年(1985年)3月18日
現在、観測継続中
- c.八王子市立第四中学校
- 八王子市元本郷町 八王子市立第四中学校
観測露場は現在の市役所敷地内の露場より200メートルほど東に位置。
風速計の設置場所は観測法の履歴参照。
- 観測開始:昭和32年(1957年)5月1日
- 観測終了:昭和58年(1983年)9月30日
- 平年値等の算出や過去の記録的観測値に、第四中学校においての観測記録を用いている。観測地が近いのでデータはそのまま接続させている。
- 観測要素ごとの観測法履歴
- a.気温
- 昭和32(1957)年5月1日より、ルサフォード型最高・最低温度計およびオーガスト型乾湿計
- 昭和37(1962)年8月1日より、フース型最高・最低温度計およびアスマン通風型乾湿計
- 昭和58(1983)年10月1日より、白金抵抗体温度計
- b.風
- 昭和32(1957)年5月1日より、鉄管式風向計、4杯型ロビンソン風速計(地上10m)
- 昭和39(1964)年10月8日より、セルシン式隔測風向計、発電式3杯型隔測風速計(地上14m)
-
昭和43(1968)年4月3日より、風車型隔測自記風向風速計(地上16m)
- 昭和50(1975)年7月19日、測器を地上21mに移設。
-
昭和58(1983)年10月1日より、風車型隔測風向風速計(地上49.8m)
- c.感雨時間・降水量
- 昭和32(1957)年9月27日より、サイフォン式自記雨量計および貯水型雨量計
- 昭和47(1972)年1月10日より、転倒ます型隔測自記雨量計
-
昭和58(1983)年10月1日より、転倒ます型隔測雨量計(気象庁AMeDAS)。また、感雨計設置。
- d.露点温度・相対湿度
- 昭和32(1957)年5月1日より、オーガスト型乾湿計
- 昭和37(1962)年8月1日より、アスマン通風型乾湿計
- 昭和58(1983)年10月1日より、塩化リチウム露点計
- e.日照時間
- 昭和52(1977)年1月1日より、回転式日照計(気象庁AMeDAS)
- 昭和62(1987)年11月25日、新型の太陽電池式日照計に更新。
- 平成6(1994)年8月30日、日照計をより高感度のものに更新。
- f.その他
- ※ここで”主たる観測所”とは、昭和58(1983)年9月30日までは八王子市立第四中学校、同10月1日からは八王子市役所を指す。
- ※また、原嶋宅は、昭和44(1969)年4月23日までは八王子市元八王子町、同4月24日からは八王子市諏訪町。
- ○降雪の有無は、平日の昼間などは主たる観測所、夜間などは原嶋宅において、目視による。
- ○降雪量は、主たる観測所の観測露場に置いた雪板の上に24時間で積った雪の深さを午前9時に計る。
- ○積雪の深さは、平日の昼間などは主たる観測所、夜間などは原嶋宅の適当な場所において、積った雪の深さを物差しで数カ所計り、平均して求める。
- ○天気は、平日の昼間などは主たる観測所、夜間などは原嶋宅において、全雲量・降水の有無・その種類・雷などの大気現象を、目視あるいは聴取し、用途別に基準を設けて判別する。
- ○雷の有無は、平日の昼間などは主たる観測所、夜間などは原嶋宅において、聴取による。電光を視認したか否かにかかわらず、雷鳴を聴取した場合に雷有りとする。
- ○霜の有無は、主たる観測所や原嶋宅周辺の野外において、朝、目視により判定する。
- ○結氷の有無は、原嶋宅において、洗面器に水を張り、朝、目視により判定する。
- ○ソメイヨシノの開花は、主たる観測所付近の標本木において、目視により下記の基準に従って確認する。
- 現在の観測システムにおけるデータ処理
- a.市役所
- 風向、瞬間風速、気温、露点温度は、総合気象観測装置のコンピュータが各測器から1秒毎に信号を取得し、連続する3つの信号を平均して値を算出する。
- 風速の値は、上記によって算出された瞬間風速を10分間平均して求める。
- 瞬間風速の値の表示に際しては、さらに
下記の処理を施す。
- 1995年8月26日以降、気温は、上記算出値を
10分ごとに気象庁AMeDASの気温と比較し、その差を、以後の10分間上記算出値にバイアスとして上乗せし、AMeDASとの整合をとる。
- 相対湿度は、気温と露点温度から方程式により算出する。
- 降水量と日照時間は、気象庁AMeDASの観測値を分岐して取得している。
- b.無人雨量観測所
- 各観測所において雨量計の升が転倒して発生するパルスは、電話回線を通して天気相談所の処理装置に伝えられ、1パルス=0.5ミリに変換される。
- 最終的に表現されるデータについて
- a.日報
- 閲覧できる期間は、現在の総合気象観測装置が導入された1994年3月9日から現在までとする
- 毎時の値
- 風向については、
下記の注意を参照のこと。
- 瞬間風速は、前一時間内の最大値を記す。
- 気温は、1995年8月26日以降、気象庁AMeDASの値。
- 感雨時間は、その時刻までの1時間に感雨計が雨を感じた時間。感雨計の感度については下記参照。
- 累積降水量と日照時間はその時刻までの累積値。ともに気象庁AMeDASの値。
- 降水量に関するタイムラグは下記参照。
- 定時(6,9,12,18時)の天気は、その時に降水が有れば、その種類を、降水が無く霧または雷が観測された場合は、その大気現象を採用する。それ以外の場合、全雲量1以下なら快晴、2以上8以下なら晴れ、9以上でその半分以上が上層雲なら薄曇り、そうでなければ曇りとする。全分類は{快晴、晴れ、薄曇り、曇り、雨、霧雨、雷雨、雪、みぞれ、あられ、霧、雷、不明}の13種。
- 最高・最大値
- 1秒毎の全サンプルから選ばれる。
- 気温には上記バイアスが加算されている。
- 最低・最小値
- 1秒毎の全サンプルから選ばれる。
- 気温には上記バイアスが加算されている。
- 最小風速、最小瞬間風速、最小一時間降水量は、通常0となる場合が多いので、省略。
- 平均値
- 1分毎にサンプリングした値を加算し、全サンプル数で割った値。ただし、
下記のデータ補修が行われた場合、10分毎、あるいは1時間毎のサンプリングとなる。従って、3通りの平均値が混在している。
- 10分毎のサンプリングでデータ補修した場合、一日分144個のデータのうち欠測が5個以上有ったら、平均値は不明とする。
- 1時間毎のサンプリングでデータ補修した場合は、1個でも欠測が有れば平均値は不明とする。
- 瞬間風速の平均は風速の平均と同じになるので省略。
- 一時間降水量の平均は日降水量を24で割って求めるべきなので、ここでは省略。
- 風向頻度
- 通常1分毎のサンプリング。風向のデータについて
下記のデータ補修が行われた場合、10分毎のサンプリングとなる。
- サンプリング時における風速が0.2m/s以下の場合、風向は確定せず、「静穏」とする。
- 最多風向は、一日で一番多かった風向。
- b.無人雨量観測所日報
- 閲覧できる期間は、日原簿に毎時の値が記録され始めた1988年8月25日から現在までとする
-
※その間、元八王子観測所が廃止され、代わりに宇津木観測所が設置された。
上記参照。
- ※データは積算値。午前0時からその時刻までの累計を表す。
- ※数値0.0は、必ずしも雨が降っていないことを表さない。降水量は0.5ミリずつ計られるので、降水量が0.5ミリに達しない雨あるいは雪の降っている場合もある。
- ※データ間のタイムラグについては下記参照。
- c.毎年の記録
- 掲載するデータの期間は、八王子市立第四中学校での定時観測開始の翌年(1958年)1月1日から昨年12月31日までとする。
-
※極値について、同じ値が複数の日に記録された場合、全ての起日を記した。
- ※平年比の欄が空欄になっているのは、観測年数が30年に満たなくて、平年値が計算されていないため。
- ※2001年1月1日から各種平均値、平年の日数、平均日が更新されたため、データに付記した平年比は、2000年までと2001年以降ではくい違いがある。例えば、同じ統計値であっても平年比の異なることが有る。
- (ア)気温関係
- (1)極値および平均値
- 年平均気温は、日最高気温と日最低気温の和を年平均して、2で割ったもので、気象庁などの年平均気温とは算出法が違う。
- (2)気温階級別日数
-
熱帯夜の数え方は下記平年値等の項参照。
- (3)初・終日
- 各年の日最低気温10℃未満および0℃未満の初日は、9月1日以降で見る。
- 各年の日最低気温0℃未満の終日は、8月31日以前で見る。
- (イ)降水関係および日照時間
- (1)降水量、最深積雪、日照時間
- 日照時間については、1987年11月25日と1994年8月30日に日照計のセンサーが交換され、その度に感度に変化が生じたと見られる。そのため、平年値は計算していない。
- (2)日降水量階級別日数
- 平年比のプラスの数字は平年より多いことを、マイナスの数字は少いことを表す。
- (ウ)風,湿度,各種現象
- (1)風速の極値・年平均、年最少湿度
- 年平均風速については、風速計が現在の高さになって30年を経ていないので、正式な平年値は算出されていない。そのため、平年比は記さない。
- (2)各種日数
- 降雪,雷,結氷,霜の各日数については、わずかでも「有り」と認められれば、1として数える。
- 晴天日数については、
下記平年値等の項参照。
- (3)初・終日
- 各年の降雪、霜、結氷の初日は、9月1日以降で見る。
-
降雪の初日が翌年にずれこんだ場合は、「翌○月○日」と記した。
- 各年の降雪、霜、結氷の終日は、8月31日以前で見る。
- 各年のソメイヨシノの開花日は、標本木の花が数輪開いた日とする。
- (エ)無人雨量観測所の年降水量
- 欠測を補う方法が無く、一度でも欠測が起きると累計は不明となる。そのため、この項目は不明の欄が多い。
- d.平年値、平年の日数、平均日
- 風速に関する平年値以外は、全て1971〜2000年の30年で平均したものである。
- (ア)気温関係
- (1)日最高気温の平年値
- まず毎日の30年平均値を求め(2月29日は除外)た上、各々の日について、当日を中日とする前後9日の移動平均を3回おこなった(KZフィルター)。
- 2月29日の平年値は、2月28日と3月1日の値を平均して求めた。
- (2)日最低気温の平年値
- 日最高気温の平年値と同じ方法で求めた。
- (3)日最高・最低気温の月・年平均値および月・年平均気温の平年値
- 日最高・最低気温の月・年平均値の平年値は、まず毎日の日最高・最低気温を各月・年毎に平均し、それを30年平均して求めた。
- 月・年平均気温の平年値は、日最高気温と日最低気温の和を月・年平均して2で割ったものを30年平均して求めた。気象庁などとは算出法が違う。
- (4)階級別平年の日数
- 各月・年毎の階級別日数をそれぞれ30年平均して求めた。
- 熱帯夜は、午前0時から午前6時までの気温が一度も25℃未満に下らなかった場合とする。
- (5)初・終日の平均日
- 各年の日最低気温10℃未満および0℃未満の初日は、9月1日以降で見る。
- 各年の日最低気温0℃未満の終日は、8月31日以前で見る。
- 各年のそれぞれの初日・終日を30年平均して平均日を求めた。
- (イ)降水(雨、雪等)関係
- (1)月・年間降水量の平年値
- 各月・年毎の降水量をそれぞれ30年平均して求めた。
- (2)年間降雪量の平年値
- 年毎の降雪量を30年平均して求めた。
- (3)日降水量区分別の月・年間平均日数
- 各月・年毎の階級別日数をそれぞれ30年平均して求めた。
- (ウ)その他
- (1)月・年平均風速の平年値
- 毎日の日平均風速を月・年平均し、それぞれ17年平均して求めた。
- (2)各種月・年間平均日数
- 各月・年毎の当該現象の有った日数をそれぞれ30年平均して求めた。
- 降雪,雷,結氷,霜の各日数については、わずかでも「有り」と認められれば、1として数える。
- 晴天日数については、午前6時、午後0時、午後6時に観測した雲量の平均が8.5未満で、かつ午前6時から午後6時までの間に1ミリ以上の降水が無かった日を晴天日として数える。
- (3)初・終日等の平均日
- 各年の降雪、霜、結氷の初日は、9月1日以降で見る。
- 各年の降雪、霜、結氷の終日は、8月31日以前で見る。
- 各年のソメイヨシノの開花日は、標本木の花が数輪開いた日とする。
- 各年のそれぞれの初日・終日等を30年平均して平均日を求めた。
- e.第一位の記録
- 記録は、八王子市立第四中学校での観測開始以来の全てのデータから拾った。
- ※第一位タイの記録が複数回有る場合は、最も新しいものの起時のみを記した。
- ※各種日数の最多記録は、対象とする現象が過去に一度も起ったことが無い月については、数値および起年を記さない。
- ※各種日数の最少記録は、対象とする現象が一度も起こらないことが多い月については、数値および起年を記さない。
-
- (ア)気温関係
- (1)日最高・最低気温の極値
- 時期による気温測定法の違いは、上記参照。
- (2)日最高・最低気温の月別極値
- 各月毎に、日最高・最低気温の極値を選び出した。
- (3)月・年平均値の高低
- 日最高気温と日最低気温の月・年平均値は、それぞれを月・年毎に平均した数値から選び出した。
- 月・年平均気温は、日最高気温と日最低気温の和を月・年平均して2で割った数値から選び出した。
- (4)各種日数の多寡
- 空欄については上記参照。
- 熱帯夜の数え方は平年値等の項参照。
- (5)真夏日連続最長日数
- 最高気温30℃以上の日が長く続いた記録。
- (6)真夏日・冬日の早晩
- 冬日の初日は、9月1日以降で見る。
- 冬日の終日は、8月31日以前で見る。
- (イ)降水(雨、雪等)関係
- (1)単位時間当りの降水量極値
- 最大10分間降水量は、10分おきの定時観測値であるアメダス10分値から拾ったもの。
- 最大1時間降水量は、毎秒観測値に基き、任意の1時間の降水量から選ばれたもの。
- (2)最深積雪
- 計り方は観測法履歴の項参照。
- (3)月・年降水量の多寡
- 月毎の月降水量の最大・最少値、および年降水量の最大・最少値を記した。
- (4)階級ごとの降水日数の多寡
- 空欄については上記参照。
- (5)無降水連続最長日数
- 降水量1ミリ未満の日が長く続いた記録。
- (ウ)風、相対湿度、各種現象
-
- (1)極値
- 時期による風向風速測定法の違いは、観測法履歴の項参照。
- (2)各種日数の多寡
- 空欄については上記参照。
- 降雪,雷,結氷,霜の各日数については、わずかでも「有り」と認められれば、1として数える。
- 晴天日の数え方は平年値等の項参照。
- (3)各種現象の早晩
- 各年の降雪、霜、結氷の初日は、9月1日以降で見る。年内に初日が現れなかった場合は翌年に続け、起年としては初日が現れた年を記す。
- 各年の降雪、霜、結氷の終日は、8月31日以前で見る。
- ソメイヨシノの開花日については平年値等の項参照。
- 欠測の扱いおよびデータの補修
- a.市役所
- 総合気象観測装置の定期点検や落雷などのアクシデント、あるいは人為的なミスなどのために、装置が一時的に止ったり、コンピュータのメモリ上のデータが消失したりして、観測値を得られない場合が時々ある。その際は気象庁AMeDASの観測値や自記記録紙の記録などを用いて、できる限りデータの補修を行う。
- 瞬間風速、露点温度、相対湿度については、補修の為の資料の得られない場合が有る。その時は『不明』とする。
- 気温は気象庁AMeDASの値を写す。
- 露点温度は、基本的に気温と相対湿度から算出して補う。
- 自記記録紙のグラフから値を読取って補修する場合、
下記のタイムラグが生ずる。
- b.無人雨量観測所
- 無人雨量観測所は、雨量計の電源が切れたり、電話回線が切断された時などには警報ランプが点灯する。この場合観測は欠測とする。
- 無人雨量観測所のデータは補修の為の資料が無いので、欠測の場合は『不明』と表示する。
- また、ある特定の観測所の値が、他の観測所の値に照し合せて不合理に見えることがある。後で確認して何らかのトラブルが判明する場合もあれば、分らない場合もある。観測システムに何らかのトラブルが見付かった場合は、観測値を『不明』と修正する。トラブルは見付からず、明かに雨など降るはずの無い状況で降水量が出た場合は、降水量を0と修正する。それ以外は、時により、『不明』とするか、そのまま修正せずにおく。
- タイムラグの問題
- データの時刻は正確ではない。気象庁のアメダスに同調させるため、1、2分から大きい時には3分程時計を進めている。
- 雨量のデータは気象庁のアメダスから取得するが、その処理過程で何らかのタイムラグが発生し、累積降水量と前一時間降水量や日最大一時間降水量の数値間に齟齬を生じることがある。ある時刻までの累積降水量と前一時間降水量の総和が一致しないことが有る。
- 無人雨量観測所日報のうち市役所のデータは、市役所の日報から転載している。これら両日報の時刻には、処理系によるタイムラグがある。一般に市役所のデータの時刻の方が数分早い。移動性の降水を追跡する場合などは注意が必要である。
- データ ファイルの修正を行う際、自記記録紙から数値を読みとった場合は、
自記紙の巻取り誤差のため、時刻がシステムの時計に対して最大5分程度ずれることはやむを得ない。本来は、このずれを補正しながら修正を行うことが望ましいが、作業が繁雑になる為、実行していない。従って、サーマルに伴う気温の周期変化の位相にギャップを生じたり、瞬間風速のピークを取り落としたり逆に2度勘定したりする可能性が有る。
- 平均気温についての注意
- 平均気温には日平均気温、月平均気温、年平均気温が有り、それぞれについて平年値が計算されている。しかし、その算出法にはいろいろあり、算出法の違いによって値も異なるので、注意が必要である。
- 日報に記された日平均気温は、1分毎1440サンプルの気温を平均したもの。気象庁などで取られている1時間毎24サンプルの算出法と大きな差は無いと思われるが、短時間に気温の急変が有った日には、差が現れるだろう。
- 毎年の記録や第一位の記録に記された月・年平均気温は、日最低気温と日最高気温の和を月・年平均して2で割るという独自の算出法によっている。これは、気象庁などの算出法に比べて常に高めの値が出る。
- 月・年平均気温の平年値も、上記の算出法による月・年平均気温を用いて計算するので、気象庁などで出す平年値よりも常に高めとなる。
- 風向についての注意
現システムの風向の決定法は若干の問題が有り、現在の風向が正しく記録されない場合が時々ある。風向にあまり変化の無い時、その恐れは少いが、風向が頻繁に変る時は、誤った風向の記録される確率が高くなる。従って、資料として特に風向が重要な場合、注意が必要である。最大風速や最大瞬間風速の風向については、誤りが認められれば、気象庁AMeDASのデータや前後の風向などを基にその都度修正しているが、毎時のデータについてはチェックしていない。
- 日照時間についての注意
上記の日照計更新の際に、計器の感度の違いにより日照時間の計数特性が変っているので、それ以前の日照時間をそれ以後と比べたり、更新時を狭んでの統計値を算出したりすることはできない。
- 感雨計の感度についての注意
感雨計の感度には限界があり、あまり細かい雨は感知できない。そのため、弱い霧雨を全く感知しなかったり、だんだん小降りになって止む場合に、実際に雨が上るよりも早く雨を感知しなくなる、といったことが起る。
また、感雨計の感度は、一般に、雨の降り始めよりも暫く降ってからのほうが鈍る。かなりの量の雨が降った後は、割合大粒の雨でも感知しないことがある。
© 2003 八王子市