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平成21年度の受賞情報

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株式会社エリオニクスが「nano tech 2010」の微細加工技術部門を受賞しました

“ナノテクノロジー”とは、1,000,000,000分の1メートルの精度を扱う最先端技術の総称であり、近年はこの技術を駆使して、エネルギー環境問題の解決の為の研究開発や製品化が、世界規模で進められています。

「nano tech 2010 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(主催 nano tech実行委員会)」とは、“ナノテクノロジー”とその応用製品が紹介される国際的な見本市であり、平成22年年2月17日(水曜日)から19日(金曜日)に東京・有明の東京ビックサイトにて開催されました。
そして、毎年出展企業の中から特に先駆的な技術を持つ企業等に対して主催者が表彰をしており、この度、市内企業である株式会社エリオニクス(元横山町3-7-6 牧内昌幸社長)が、「微細加工技術部門賞」を受賞しました。
株式会社エリオニクスは、粒子線(電子・イオン等)および電磁波(光・X線等)に関する技術を応用した超微細加工・分析装置メーカーです。

主力製品である電子ビーム描画装置では、世界で最も細い線幅(5ナノメートル)を描画できる機器の開発に成功し、ナノテクノロジー研究に欠かせない同装置の最高機種と評されており、トップシェアを占めています。
今回は、同社が2月に発表した製品「超高精細高精度電子ビーム描画装置ELS-F125」が、「125キロボルトの超高加速電圧を実現したことにより、最小電子ビーム径を従来の5ナノメートルから1.7ナノメートルに、描画最小線幅を従来の10ナノメートルから5ナノメートルに微細化した画期的な電子ビーム描画装置」 として高く評価され、受賞に至りました。

尚、同社は平成18年に「元気なモノ作り中小企業300社(主催 経済産業省)」、平成20年に「勇気ある経営大賞(主催 東京商工会議所)」等々を受賞しており、また平成20年には本市の「サイエンスドーム八王子」に「走査型電子顕微鏡」の寄付をする等、地域の社会貢献に取り組んでいる企業です。

「第7回多摩ブルー・グリーン賞」に市内企業2社が選ばれました

この度、多摩信用金庫様が主催をする「第7回多摩ブルー・グリーン賞」に、市内企業2社が入賞しました。

「多摩ブルー・グリーン賞」とは、多摩地域の中小企業の活性化と地域経済の振興に寄与することを目的に、中小企業、団体または個人事業主が開発した、優れた「技術や製品」と新しい「ビジネスモデル」を通じての「地域社会への貢献」を表彰することで、地域企業による技術開発や経営戦略創造の活力となり、地域経済がより活性化されることを願い実施されるもので、本市も後援をしております。

第7回となる今回の受賞(最優秀賞・優秀賞)企業数は12社であり、そのうち2社を八王子市内の企業がしめ、優れた技術・製品・サービスを備える企業が多い本市の特長を表す結果となりました。

本市の受賞企業2社と受賞テーマは、下記のとおりです。

多摩ブルー賞(技術・製品部門) 優秀賞

社名

株式会社フィットデザインシステム (笠原英世社長)

住所

東京都八王子市楢原町1481-4 SPKビル

テーマ

周囲の温度や明るさなど環境変化に強い「指静脈認証機」の開発とその応用製品開発

多摩グリーン賞(経営部門) 優秀賞

社名

株式会社アイ・ラボCytoSTD研究所(椎名義雄社長)

住所

東京都八王子市元八王子町1-538-1

テーマ

アイ・ラボ発!これからの子宮頸癌・性感染症検査システム

「文部科学大臣表彰」に小西正之氏(アジレント・テクノロジー株式会社所属)が受賞

「こども科学実験教室」が高く評価される

黒須隆一市長(写真左)と受賞者「小西正之」氏(写真右)

この度、本市より推薦しましたアジレント・テクノロジー株式会社の小西正之(こにし まさゆき)氏による「こども科学実験教室」が、平成21年度「科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 理解増進部門」を受賞しました。

この賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた方を、文部科学大臣が表彰するものです。中でも「理解増進部門」は、科学技術に対する理解の増進、普及開発等に関して顕著な業績を挙げた方に贈られる名誉ある賞です。

小西氏は、将来の科学技術発展を願い、子どもたちに科学の面白さを伝えたいという思いから、「こども科学実験教室」に取り組み、自らが中心となって、大規模な教室形式で行う「サイエンスワンダーランド」と、少人数グループの教室形式で行う「アジレント・アフタースクール」をアジレント・テクノロジー株式会社社員とともに開催。
さらに、NPO、学校、地域が一体となって、多くの子どもたちに科学の面白さを伝える仕組みが高く評価され、この度の受賞に至りました。
なお、八王子市では昨年度オリンパス株式会社の槌田博文氏(研究開発センター研究開発本部後学技術部長)が同賞を受賞しており、二年連続の受賞を誇りに感じています。

経済産業省「2009年元気なモノ作り300社」に市内企業6社が選ばれました

経済産業省中小企業庁では、普段目に触れにくいが重要な役割を果たしている「ものづくり中小企業」の姿を、広くわかりやすく示すことで、中小企業のやる気を一層引き出すとともに、若年層を中心にモノ作り分野に対する関心を持つきっかけになることを願い、「2009年元気なモノ作り中小企業300社」を選定しました。

平成21年は、高度な技術を用いて革新的な製品を供給しており、国民生活や産業活動に大きな影響を与えている「日本のイノベーションを支えるモノ作り中小企業」部門(150社)と、モノ作りを通じ、地域経済において重要な役割を担い、社会的課題の解決に役立つ製品を作っている「キラリと光るモノ作り小規模企業」部門(150社)に分けて選定が行われ、八王子市内から6社の企業が選ばれました。

「日本のイノベーションを支えるモノ作り中小企業」部門

  • アートビーム有限会社

(東京都八王子市中野山王1-6-6 新井卓代表取締役)
新世代のマイクロ放電加工・マイクロ切削加工を実現。超微細加工の技術を活かし、ユーザーの高度な要求に応える。精密板金試作では国内トップクラス。

  • 株式会社タッチパネル研究所

(東京都八王子市千人町2-3-17 高橋ビル3F 三谷雄二代表取締役)
自社開発した測定器を活用し、航空機用タッチパネルを開発。65種類の製品全てが航空機メーカーの認定を受けており、航空機用タッチパネルの世界シェアは65パーセント。

「キラリと光るモノ作り小規模企業」部門

  • 株式会社アドニクス

(東京都八王子市台町4-45-15 アルカディア西八王子2F 小島要代表取締役)
高度なアナログ技術により、小型人工衛星用の無線通信機器の開発に成功。航空宇宙産業において、実績と高い信頼を獲得。

  • 株式会社コスメイト

(東京都八王子市大谷町407-1 水野香苗代表取締役社長)
ロボット技術を基盤とした独自技術で、特殊撮影用「レールカメラ」の開発に成功。放送機器と実験装置に特化して製品開発を行っている開発型企業。

  • 株式会社先端赤外

(東京都八王子市千人町3-17-16 西澤誠治代表取締役)
長く未踏域とされていたテラヘルツ波域に高感度分光測光の基盤技術開発に成功し、世界に先駆けて「広帯域テラヘルツ・パルス分光」の実用化を達成。

  • 株式会社ミラック光学

(東京都八王子市松木34-24 村松洋明代表取締役)
光学機器製造のノウハウを応用したアリ溝式ステージを開発。複数の知的財産権をミックスして保護された付加価値の高い商品群は、汎用位置決め用途の必需品として認められ、販路を世界に広げている。

(順不同)

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